昨日はなんと! あの鶴見岳のてっぺんまで登ってきました! アイキャッチ画像はロープウェイのゴンドラの中から撮った別府のまち。 マイナス7度の世界はやはりすごかった! 低地ではほとんどなくなった雪がこんなにどっさり! 霧氷が超きれいでした! このときの詳しい様子は→コチラ では298日目の発表です! 結果3.1km! 累計1446.2km! 残り553.8km! う~ん・・・。 めっちゃ苦労して、めっちゃ疲れたけど 距離は全然稼げてない・・・。 でも、美しい景色見れたからいいか!
今朝は長女と二人で鶴見岳山頂を目指しました! 高原駅からロープウェイで山頂駅に行き、 そこから歩いて頂上へ行くコースです。 なんと!気温はマイナス7度!超寒い~~~! どこを見渡しても雪! 頂上駅付近からの眺め。 ここから山頂目指して歩きます。 木が寒そう・・・。 山頂見上げるとこんな感じ。 白い世界。 展望台から周りを見渡す。 なかなか壮大な景色やなぁ~。 すごい雪! 赤い木の実と白い雪がマッチしてる! 美しい霧氷! 木々、すごくきれいじゃないですか? 霧氷の林。 登頂成功! 足すべるので体力使いました・・・。 長女もよくついてきたなぁ・・・。 頂上からの眺め。 この光景のためにがんばってきた! きつかったけど、長女と一緒に登れて楽しかった! いい旅チャレンジ2000km!の経過は→コチラ
今朝は晴れてるのに雪がちらつく不思議な天気でした・・・。 まあそんなことはおかまいなく、今日ももちろん歩きました! 今日は扇山へ! 雪化粧の鶴見岳。美しい! 扇山の登り始め。 道路の雪もほとんどなく安心! でもやっぱ影のところや、車が通らないところはまだまだ凍ってました・・・。 上の方はまだこんなところも! 気を抜くとコケる! まあなんだかんだで眺めのいいところに到着! 高台から見る別府は最高です! シカの足跡があちこちに! ウサギ?と思われるものや 鳥の足跡もありました! そしてこれは? 自分のかーい! とふざけてみましたが・・・ 姿は見せないものの 動物たちが間違いなく近くにいる!と思うと なんだかワクワクしますね! いい旅チャレンジ2000km!の経過は→コチラ
哲也の昆虫大好き!熱は冷めることなく加速し、いろんな虫を図鑑で見ては 「つかまえたいなぁ。」 とか 「見てみたいなぁ。」 と思う日々だった。 特にクワガタは大好きで、とにかく雑木林には足しげく通った。 父に見つけてもらったタマムシもお気に入りだったが、残念ながら死んでしまい また実物を見たいとも思っていた。 クワガタ採集に行く林と、タマムシが飛んで行って消えた場所が同じなので あわよくば、タマムシもクワガタも見つけられるのでは?と考えていた。 哲也はいつものように林道を歩き、道沿いのクヌギなんかを見て回っていた。 クワガタを探すときは、普通まずは木の幹を中心に見る。 いつも通っていれば、樹液が出る木と、その出る場所も把握しているので 真っ先にそこを見る。 そのあと、高い枝で休んでいるものがいないかチェックしたり 木の根元のまわりの落ち葉や土の中で眠ってるやつがいないか掘ってみたりする。 最後に木をけって落ちてこないか確かめる。 大体、こんな工程を一本一本繰り返しながら進んでいく。 哲也はある1本の木のチェックを終え、次に向かうために歩き出した。 そのとき、一瞬視界の一部に何かが映った気がした。 「ん?」 違和感を覚えた哲也はゆっくりとその方向を見る。 いつもチェックするクヌギの木の手前にある小さなクヌギの木。 その木は樹液は出ておらず、普段見向きもせずそのとなりの木に向かう。 しかし、その小さなクヌギの葉で輝くものが動いていたのだ。 「タマムシだ!」 哲也はゆっくりと近づいた。 手はギリギリ届くかどうかの高さだった。 まだ小さい哲也の手に届くような低い位置の葉にとまっていたのだ。 こんなことは初めてだ。 哲也は最初手づかみしようと思ったが、逃げられるのは怖い。 高さがギリギリなだけに、手元が狂えば逃げられるだろう。 空に舞い上がられたら、間違いなくもう捕まえることはできない。 哲也は網を握り直し、短めに持って構えた。 そその瞬間!タマムシが羽を開こうとしているのがわかった。 バシッ! 哲也は躊躇せず、勢いよく網を振った。 イメージはこうだ。タマムシがとまってる葉っぱをかすめ、虫を網に入れ、地面に網を下す。 思った通りの動きはできた。 タマムシが飛んで行った気配もない。 心臓をバクバクさせながら網の中を確認する。 「とれた!」 哲也は大声で叫んだ! あの輝く美しい虫を、自らの手でつかまえたのだ。 網に手を入れて、そいつを手につかむ。 タマムシはなすすべなく、足や触覚をわしゃわしゃと動かす。 心音など聞こえるはずもないが 哲也の手にはなにかこう、命というか魂というか・・・。 小さな虫なのに、何か壮大な生きてる証を感じた。 今度はうまく飼って、少しでも長く生きてもらうつもりだ。…
哲也はお小遣いを取り出した。 ブタの貯金箱に入っていたお金だ。 そこから数百円を取り出すと少し離れたところにある釣り具屋さんに向かった。 釣り具屋さんといっても、ガッツリとした釣り具専門店ではなく おばちゃんがやってる小さな駄菓子屋兼釣り具屋である。 哲也が買いたかったのは針と糸。 今父にもらって使っているものより少し太いものが欲しかったのだ。 ここで哲也は針と糸を買うと、走って家に戻った。 早く仕掛けを作りたかった。 父に結び方を習ったが、最初はなかなかうまくいかず苦戦した。 小学校低学年で、かつ不器用な哲也には糸を結ぶのは大変だった。 それでもがんばって覚えようとしたのは、誰にも頼らず釣りがしたいからだ。 そうして、なんとか仕掛けをつくることができた。 延べ竿にテグス、そしてゴム管にウキ、ヨリモドシでテグスとハリスをつないだ。 途中にかみつぶしおもりをつけて完成。 いたってシンプルなしかけだ。 休みの日、哲也はそれをもって、また多々良川にでかけた。 えさはミミズ。 実は前の日、雨が降っていたため、水は茶色ににごっていた。 そんなことはおかまいなく、哲也は釣り座につくとすぐにエサをつけてしかけを投げた。 本当に入れてすぐだった。 ウキが一気に深いところまで沈んでいった。 とっさのことにびっくりして、慌てて竿をギュッと握りなおした。 すると、ものすごい力で竿先が水の中に引き込まれようとするのがわかった。 「なんだ、なんだ!?」 哲也はとにかく慌てて、なかなか態勢が整わなかったが、グングンと引っ張られてやっと我に返り、なんとかグッと竿を立てることができた。 濁った水でウキが見えない。 何かがかかっているのは間違いないが、とにかく深いところを右に左にと動き回るので確認もできない。 何より、ヒキが強すぎて竿を立てるので精いっぱいであった。 「やばいやばい!」 哲也は手にしびれを感じ、そう叫んだ。 なんとかふんばって竿を立てつつ、川岸から離れるよう後ろに下がる。 だんだんそいつは岸に寄ってきた。 そして次の瞬間! バシャッ! 魚体が翻り、水面付近で暴れた。 「ナマズだ!」 濁っている水の中だが、はっきりと見えた。 大きなナマズが暴れているのだ。 太い糸にしておいてよかった・・・。 今までの糸なら切れてたかもしれない・・・。 そんなことを考えながら、哲也はとにかくナマズの動きに合わせて体の向きを変え、疲れるのを待った。 しばらくやりとりが続いたあと、ついにナマズは疲れて浮いてきた。 哲也は父がフナを釣り上げたときに聞いていたことがある。 「大きいのかかったのに、なんでそげん簡単に上げれると?」 すると父は 「とにかく、顔を水から出してしまえばよかったい。そしたらパクパクして動かんくなるけん。」 哲也はその言葉を思い出し、浮いてきたナマズの顔が水面から出るように竿を操作7した。 あのひげが生えて、なんでものみこめそうな大きな口がついに水面から出てきた。 哲也はその状態を維持しながらナマズを岸に寄せた。…