春!といえば・・・。ツクシ!
を思い出す人も多いのではないでしょうか?
そのツクシについて。
ツクシは群れで生えてることが多いですよね?
これには理由があります。
久しぶりに描いた塾長画伯の絵・・・。
精度はさておき・・・。
みなさんが見てる部分、あれは茎ではありません。
葉柄とよばれる葉を支える部分。
茎は地下にあり、地下茎と呼ばれます。
その地下茎から根が出ています。
普通の植物でいうところの枝葉が地上にあり、茎の部分が地下でつながってるから
ツクシは密集してるのです。
ツクシを収穫する際は地表付近でちぎります。
根ごととるのは難しいです。図のように連なっているからです。
ヒマなときやってみよう!
この地下茎をもつ植物というのは、シダ植物の特徴です。
つまり!ツクシはシダ植物。
実際のテストではツクシではなくスギナとして出題されます。
これがスギナ。
ツクシというのはこのスギナの成長過程において
胞子をまくためにつくられるものです。
胞子をまいてない、若いツクシは写真のようにてっぺんのカサが開いていない。
胞子をまいたあとは写真のようにカサが開いてます。
早い時期ならどちらも見れますが、ツクシの終わりがけは開いたものばかりになります。
これらはいずれ成長し、すべてスギナとなるので春の終わりにはほとんどツクシは見られません。
<スギナ>
胞子で増えるシダ植物
根茎葉の区別があり、維管束がある。
ただし、茎は地下茎となっていて、地中に存在する。
若いスギナで、胞子のうを持つものをツクシとよぶ。
胞子をまきおえて、役目を果たすとスギナへと変わる。
<思い出話>
子供のころ、よくツクシを収穫に行ってました。
持って帰るとばあちゃんが卵とじにしてくれ、これがけっこう好きで楽しみでした。
今は、妻も子供たちもツクシきらいなので、全く食べなくなりました・・・。
いつか、自分なりに卵とじにして、懐かしい味を楽しもうと思います。