この時期にしかいない美しいカミキリ。 ラミーカミキリです。 ボクの大好きなカミキリの一つです。 小さくてかわいいし。 初夏に多くみられます。 <ラミーカミキリ> 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 カブトムシ亜科 カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 ラミーカミキリ属 ラミーカミキリ 卵→幼虫→蛹→成虫と変化する完全変態。 10~20mmくらいと、小さなカミキリである。 カラムシやムクゲの葉を食べる。 またそれらに産卵し、幼虫はその茎を食べる。
今日もいい天気ですね! 雨降りで少々寒いくらいだったのに 今日は暑い! 美しい色のアジサイを見つけて、今日も素晴らしい一日のスタートとなりました! テントウムシ・・・。食事中。 まわりの赤い虫たちがエサです。 またひとまわり大きくなったナナフシ発見! 幼虫としてはかなり大きいので、ホント成虫見れるのももうすぐでは? 近所の木でいつものように樹液チェックし、ボクがシロテンハナムグリを見つけて写真撮ってるとき・・・。 一緒に歩いてた長女が 「来て!」 というので向かうと・・・。 うろから顔を出すコクワガタ♂。 しかもこれちょっと大きい! 40mmを超える大物でした! これは持ち帰って、生徒配付用にします。 ご希望の方は宮脇まで。 と言う感じで、今日も充実した散歩でした。 ところで・・・。 チャレンジ1000km!塾長ウォーキング!の経過はどうなってるでしょうか? →コチラからどうぞ。
色が黄色くなり、からだがぶよぶよになり、屈伸運動を繰り返す。そしてエサを食べたりもぐったりしない。 そう、この状態は前蛹(ぜんよう)とよばれる状態である。 このころの哲也はそれを知らなかった。 カブトムシ幼虫は成熟すると、たてに長い楕円形の部屋をつくる。ふんをぬりつけたり、からだをこすりつけたりして、かなりなめらかで固い面でおおわれる。これをつくるのにかなりの体力を消耗する。 そして部屋を作り終えると、先述の状態になり、部屋の中で屈伸運動をしながらすごし、ある時期になるとからだを硬直させるようにピンと伸ばして脱皮。蛹へと変化する。 こういうった虫を飼っているとまれにあるのだが、部屋をつくらずに土の上で前蛹になることがある。 おそらく、部屋をつくる場所を探し回り、気にいったところが見つからず、からだのほうが先に変化しようとするため、しかたなく土の上でなるものと思われる。 こうなると、ほおっておくしかない。 しかし、哲也は心配したあげく、さわりまくったり、土をかぶせたりしてしまったのだ。 これはかなり体力を奪ったことだろう。 ある日、ようすを見ると、それは動かなくなっていた。 死んでしまったのだ。 もしかすると、蛹になる直前の動かなくなる時期だったのかもしれないが、その当時の哲也はそんなことは知らない。 今となっては死んだのか、動かない時期だったのかわからないが、結局その幼虫をダメにしてしまった。 この日以来、哲也は自分がすごいと思うのはやめにした。 それから哲也は多くの経験を積んだ。 いろんな情報から、カブトムシやクワガタのとれる場所をたくさんインプットし、おそらく30か所以上は知っていたと思う。 その日の気分に合わせて、好きなところにとりに行った。 冬場の幼虫採集も、何か所か場所を見つけた。 また、夜じゃないといないと思っていたカブトムシだが、昼間も結構樹液にきていた。 ただ、昼間の採集はスズメバチを避けながらの採集となり、恐怖との闘いであった。 まあ、夜は夜で暗闇やマムシにおびえながら山に入ってたんだが・・・。 哲也はカブトムシを採集したり、飼育したりすることがずっと好きであった。 まあいい歳した今もやってるんだが・・・。 子供のころよりは、飼育や採集のウデは多少マシになってると思うが、今もときどき思い出す。 あのころ、 カブトムシがほしい! カブトムシを育てたい! そう思いつつ、山に入ったり、いろんな飼育の仕方をためしたりした。 そのときの記憶は今も色あせることなく、心に刻まれている。
幼虫から育ててきたカブトムシ。 成虫になってるようなので、実際何頭羽化したか確認してみました! 育てた幼虫は16頭。 オスは6頭羽化。そのうち5頭は結構立派なオスばかりでした。 ただ、残念ながら1頭は羽化不全でした・・・。 羽がぐちゃぐちゃです・・・。 メスは9頭きれいに羽化していました! というわけでオス5頭、メス9頭がきれいな個体でした。 塾生のみんな! ほしい子にあげますので、お早めに塾長まで! ちなみに羽化したのは全部で15頭。あと1頭は・・・・。 なぜかまだ幼虫でした。 なんでコイツだけ蛹になってないんやろう? まあ、わかりません。 とりあえず、引き続き飼育してみます。
カブトムシについていろいろ教えてくれた近所のにいちゃん。 そのにいちゃんによると、友達にもっとすごいヤツがいるという。 今度その人を連れてくるらしい。 まだ小学生にもなってない哲也にとって、普通なら、その頼もしいお兄ちゃんたちは、すごい存在のはずだった。 実際、その近所のにいちゃんも最初すごい兄ちゃんだと思っていた。 だが、それなりにカブトムシについてわかってくると(あとで、わかってきたわけではなく、まだまだだったと思い知らされることになるのだが)、自分はこんなに小さいのに、これだけわかってるんだから、ボクのほうがすごい。などと思うようになっていた。 ある日、近所のにいちゃんが友達を連れてきた。 このとき季節は冬。 その人は哲也に会うなりこういった。 「カブトムシすきなんやろ?」 哲也は大きくうなずいた。 「じゃあ、今からカブトムシとりにいこう!」 哲也はあっけにとられた。 いや、今冬だよ。もうクヌギの葉はほとんど抜け落ちて、樹液もなく、ガやカナブンやスズメバチさえもいない。 ポカンとしている哲也に彼はこう言った。 「軍手とバケツとスコップ持ってきよ。」 なんかよくわからんかったが、とにかく哲也は言われた通り準備した。 不思議そうな顔をしている哲也に、特に説明をするでもなく 「さあ、行こうか。」 と哲也の手を引いて歩き出す。 哲也は何事かわからなかったが、とにかくついていった。 近所の兄ちゃんも一緒だし、こわいことはないだろう。 しばらく歩くと、いつもクワガタやカブトムシをとる林道の近くまできた。 「今の時期、いるわけないのに・・・。」 哲也は心の中でつぶやく。 しかし、彼はその林道を通らず脇道に曲がる。 そこは雑木林に続く道ではない。 田んぼのあぜ道を抜けた先に鶏小屋のある場所だ。 少し歩くと、例の鶏小屋の独特のにおいがしてきた。 鶏小屋に行くんだろうか? だが、彼はその入口を通り過ぎさらに歩く。 そして鶏小屋の敷地のとなりにある小高い自分の背丈より少し高いくらいの小さな山の前に立った。 「よし。じゃあ掘るぞ。」 そこは鶏の糞や食べ残し、あるいは小屋周辺の掃除のときに集めた落ち葉などを積み上げた山だった。 少々におう。 未だ、何事かわからない哲也をしり目に、彼はその土を掘りだす。 そしてすぐに・・・。 「いたいた。」 そういうと彼はまるまるふとったカブトムシの幼虫を手に乗せて、哲也に見せた。 そういうことか! ここはカブトムシの産卵場なのだ。 初めて野外でカブトムシの幼虫を掘りだす。 ごろごろと幼虫が出てくる。 「すごい!」 哲也は我を忘れてとりまくった。 しばらくして 「じゃあいる分だけ残して、あとは帰そうか。」 全部持ち帰るつもりだった哲也は驚いた顔をしてみせた。 「どうせたくさん飼いすぎると飼育大変だし、残しとけばまた来年そいつらが卵産んでくれるやろ?」 なるほど。そんなことまで考えているのか・・・。…