昨日は雨模様・・・。 でしたが、午後ほとんど雨が降ってない時間帯があったので、その間に歩きに行くことにしました。 で、結果は・・・。 2.6km! 累計53.7km! 残り946.3km! となりました! 一日中雨ばっかり!じゃなくてよかった!
おそらく、最初に入れていたショウリョウバッタも、あとから入れたキチキチバッタも この新しい家を気に入ってくれたように思う。 生き生きとした葉っぱは、お気に召してくれたようで、2匹とも草を無心にかじっている。 ほっとした哲也は、しばらくその場を離れた。 哲也とて、虫取りと虫の世話だけをしているのではない。 宿題とか、ほかにすべきこともある。 数時間後、哲也は気になってバッタの家のようすを見に来た。 すると・・・・。 「交尾してる!」 大きなショウリョウバッタの上に、小さなキチキチバッタが乗っかってたのだ。 「すげー!」 哲也は歓喜の声をあげた。 この事実は、この2匹が同種であることを意味しているからだ。 哲也はこの光景を見て、キチキチバッタがショウリョウバッタのオスであることを確信した。 しかし、安易に決めていいとは思っていない。 哲也にはまだまだこの先の展望があった。 とりあえずは、このまま彼らを飼い続けてみることにした。 彼らはそれぞれに草を食べたり また交尾したりといった感じで過ごしていた。 まあ、交尾が複数回成立しているので、99%同種で間違いはないのであろう。 哲也は同種だと決めつけたい気持ちをぐっとこらえて これからさらに見守っていくことにした。 哲也の狙いは何か? そう、産卵である。 図鑑によれば、ショウリョウバッタの産卵のようすは載っていなかったが、トノサマバッタの産卵のようすが載っていて、土におしりをさしこんで産卵するらしかった。 同じバッタならこういう行動をするのではないか? そう思い、観察を続けたが、なかなかその場面にでくわすことはなかった。 土が悪いのか、環境的に産むのには落ち着かないのか・・・。 哲也にはわからなかった。 そうこうするうちに、日にちだけが経過していった。 ある日、哲也はがっくりと座り込んだ。 昨日まで元気だったのに・・・。 キチキチバッタ(=おそらくショウリョウバッタのオス)が動かなくなっていた。 そう、彼は死んでしまったのである。 ただ、メスのほうはまだ元気にエサを食べている。 交尾は何度も確認しているから、メスだけでも産卵は可能なはず。 哲也はあきらめず、最後まで飼うことにした。
毎日忙しくがんばるみんなにとって、土日はどんな位置づけなんでしょう? ボクは、勉強はすべきだと思いますが、息抜きも大事だと思います。 日曜は勉強もするが、ゆっくりしたり楽しんだりする時間も必要だと思います。 というわけで、ボクの考える週末の動きで重要なのは土曜日。 いかにこの日に、効率よく勉強しておくか。 最低でも宿題はすべて土曜日に終わらせて、やっておきたい勉強なども進めておくべきです。 ありがちな思考として、「日曜にやればいいや。」というもの。 そして、日曜にやるべきことをためこんで、何もリフレッシュできず、夜中まで宿題に追われてしまう・・・。 こんな週末の過ごし方から早く脱出してください! とにかく、土曜日にできる限りがんばって、日曜に余裕ができるようにしましょう! そして日曜日は、午前中とか、夜にいくらか勉強し、昼間は自分の趣味や、ゆっくりする時間にあててください。 受験生(中3や高3)の場合は、あまりゆっくりもできないかもしれませんが、例えば朝4時間、夜4時間やっても8時間の勉強時間が確保できます。 土曜日を無駄にしないこと、一日の動きを明確に決めて行動すること、そうすれば受験生もちゃんと息抜きはできるんです。 今日は土曜日!みんなしっかりがんばろう! もちろん、自習OKだよ! 自習室開放はこのあと15時から。 22時まで開けてます!
哲也はばあちゃんから、使わない小さめのコップをいくつかもらった。 それに水を入れ、例の虫かごの土の上に置いた。 それから、いつもバッタをとる草むらまでいき、すじがまっすぐの葉(平行脈)を茎からかりとってきた。 花は水につけておくと長持ちする。 なら、葉っぱもそのはずだ。 仏壇にあげる花は、ばあちゃんが茎をななめに切って、花瓶にさしていた。 じゃあ、同じようにすればいいんだ。 で、コップの中にそれらの葉っぱをさしてみた。 なんとなく生き生きしてる気がする。 何より、入れてふたをするとすぐにショウリョウバッタはその葉をかじりだした。 「うまくいった!」 哲也は飼い方をやっと見つけたと思った。 この状態なら、何匹かいっしょに入れてもいいのでは? というわけで、また哲也は網を持ってでかけた。 さっき、葉っぱを刈り取りに行った草むらだ。 キチキチキチッ 音が聞こえた。 「キチキチバッタだ!」 哲也は音がしたほうを見た。 バッタが着地する場所が見えた。 網をかまえ、そーっとその付近に近づく。 ゆっくりと近づいていくと、葉にとまるキチキチバッタが見えた。 バシュ! 哲也は網を振った。 「入った!」 バッタは網の中で飛び跳ね、網にぶつかっている。 哲也はそれを網の上からつかみ、傷つけないように慎重につかんだまま 左手を網の中に入れて、そいつを直接つかんだ。 「よし!とれた。」 哲也はすぐに虫かごに入れ、まじまじと観察した。 「う~ん。似てるなぁ。」 そう、大きさは小さいものの、やはりショウリョウバッタとよく似ている。 このとき、哲也はふと思った。 同じ種類で、オスとメスなんじゃない? キチキチと音を出す少し小さめのキチキチバッタ。 どっしりとした重量感をもち、音を立てずにとぶショウリョウバッタ。 あてずっぽうではなく、哲也なりの理論があった。 カマキリはオスがメスより小さい。 コオロギやキリギリス、セミなどはオスしか鳴かない。 こうした事実から、音を出し、小さいからだのキチキチバッタはオスではないか? そう思ったのだ。 哲也はこれを確かめる絶好の機会だと思った。 例のショウリョウバッタと、このキチキチバッタを一緒に飼い、交尾するかどうか見る。 そしてうまくいけば、産卵までしてくれると確実だ。 哲也はそのまま持ち帰り、ショウリョウバッタの家にキチキチバッタを迎え入れた。 そして、その日はほかのバッタはとらなかった。 最初はいろんなバッタを一緒に飼ってみようと思っていたのだが、そうするともし産卵してもどれとどれの子かわからなくなるかもしれない。 ショウリョウバッタとキチキチバッタのみを入れていれば、もし子供が生まれれば絶対かれらの子供たちということになる。 そう考えたのだ。 ※一見正しそうなこの考え、当時の哲也は信じて疑っていなかったが、本当はこの考えは正しいとはいえない。今の自分にはわかるが・・・。そう、メスはこのキチキチバッタと一緒に過ごす前に、野外で別のオスと交尾している可能性がある。その点はこの時点の哲也には想像できていなかった。…