昨日は午後からは晴れたりもしたんですが・・・。 ボクが歩けるのは午前中・・・。(午後から仕事なので) というわけで、まだ雨が降ってるうちに少しだけ歩きに行きました。 小ぶりだったので、少しだけ距離稼げました。 では69日目! 結果3.2km! 累計289.9km! 残り710.1km! がんばってますよ~。雨なんかに負けない!
昨年、近所でつかまえたカブトムシのメスを飼育すると、たいして世話してないのに卵を産み、幼虫が16頭産まれました。 それらを飼育していましたが、先日蛹室をつくっていることに気づきました。 蛹にきちんとなってくれたんだな・・・。 と思っていました。 今日、なんかその容器のほうから音がするなぁ~と思い、ふたを開けてみました。 すると・・・。 カブトムシのメスがいました! さらに・・・・。 カブトムシのオスも出てきました! なんと!無事に羽化したようです。 まだ確認したのはこの2頭だけで、ほかは羽化してるのか、まだ蛹なのか、ダメになっているのか・・・。 全然わかってませんが、後日一度掘り返して確かめようと思います。
今日はいよいよ父が夜にクヌギのある林道に連れていってくれる日。 いてもたってもいられない! 晩御飯なんか、何をどう食べたかも覚えていない。 早く行きたい!そればかりだった。 そんな哲也を察してか、日が落ちて暗くなった20時ごろ 「行こうか。」 父は哲也に声をかけてくれた。 「うん!」 長袖長ズボンにタオルに帽子。 靴を履こうとすると 「長靴はきんしゃい。マムシがおったらいかんけん。」 そう言われ、哲也は長靴に足を通した。 父も作業用のごっつい長靴を履いていた。 それから哲也は小さめの懐中電灯を持たされた。 「これやるけん、大事に使わなよ。」 「うん!」 哲也は嬉しかった。なんか少し自分が大きくなった気がした。 父は大きい懐中電灯を持ち、哲也は小さな懐中電灯を持つ。 そして並んで目的地に向かった。 家からさほど遠くない、歩いて10分から15分ほどのところだ。 その道中も楽しかった。 父と夜に出かける。こんな状況が嬉しかった。 目的地に近づくと、それまで父となんかしら話していた哲也だったが、声を押し殺した。 虫に自分たちが気づかれるのでは?と思ったからだ。 1本目の木に着いた。ゆっくりと懐中電灯を木に当てる。 「うわぁ・・・・。」 声に出したか出さないかわからないほど小さな声でうなった。 明かりに照らし出されたのはカブトムシたち。 カナブンや小さなクワガタ、ほかにもいろいろいる。 哲也はしばらく動けなかった。 感動してただただその場面を見つめたままになった。 「逃げんうちにとらんと。」 父の声にはっと我に返った。 父と一緒に次々にカブトムシやクワガタをかごに入れていった。 2本目も3本目も同じ状況だった。 この林道沿いにはクヌギが5,6本ほど並んでおり、そのどれもが樹液をあふれさせていた。 そしてそのどの木にもカブトムシやクワガタがついていた。 夜の採集がこんなにすごいとは・・・。 哲也は嬉しくてたまらなかった。 「連れて来てくれてありがとう。」 「よかよ。」 照れくさそうに言った父の顔は今も忘れられない。 保育園児が、灯火採集を覚え、累代飼育に成功し、夜の樹液採でも成功をおさめた。 父や近所のにいちゃんなど、周りの協力あってこそだったが 哲也はとにかく自分はすごい昆虫博士にでもなった気分であった。 しかし、その天狗の鼻を折られる事態が発生する。
アイキャッチ画像見て、どこに虫がいるかわかりますか? 拡大してみましょう! 枝のように見えますが、これ、シャクガという蛾の幼虫です。 シャクガにもたくさん種類があるので、何かまでは自分では特定できませんが・・・。 幼虫がこのように枝のように擬態するなかまはシャクガの中でもエダシャクとよばれ その幼虫をシャクトリムシと呼びます。 正直、ボクはチョウ、ガの幼虫は超苦手で、写真撮るのも大変です・・・・。 まあ、成虫は全然大丈夫なんですが・・・。 ところで、コイツ・・・。 枝に擬態しつつしっかり葉っぱかじって・・・・。 そんなんじゃ鳥に見つけられますよ! <シャクガ> 節足動物門 昆虫綱 鱗翅目 シャクガ上科 シャクガ科 蛾のなかまは完全変態です。 (卵→幼虫→蛹→成虫と変化するもの)
梅雨に入る前のころ、哲也は衣装ケースの前でドキドキしていた。 蛹が見られるかもしれないという期待。 今掘って大丈夫なのかという不安。 カブトムシをダメにしてしまったら、ものすごく後悔するだろう。 そもそもまだ蛹になってないかもしれない。 いろんな思いが哲也の心をかけめぐる。 しかし、写真でみたカブトムシのさなぎが頭から離れない。 実物が見たい! この気持ちには抗えなかった。 哲也は新聞紙をしくと、その上に落ち菜や腐葉土をケースから取り出してのせていく。 いくらか掘ったところで、何か土が固い気がした。 「何かあるぞ?」 哲也は慎重になり、ばあちゃんに借りた移植ごてをその固いところにゆっくりとあてた。 そして少しずつ削る。 いくらかけずると、急にポコッと穴が開いた。 「空洞がある!」 小さな穴から覗いてみると・・・。 「さなぎだ!」 あの茶色のようなオレンジ色のような、なんともいえない独特の色。 写真で見たそれと同じ色だ。 そして、写真ではもちろん蛹はうごかないので、実際に動かないものと思い込んでいた哲也は思ったより動いていることに驚いた。 ただ、まだ全部は見れていない。 哲也は部屋を崩壊させないようにまたゆっくりとその穴を広げていった。 すると、さなぎの全身を見ることができた。 「すげー!」 感動した。本にあったように縦に入っている。 さらに哲也はそのまわりを探った。 するとまた固い部分があった。 同じように削っていくと、また蛹を発見した。 その作業を繰り返すと、結局5,6頭ほどのさなぎを見つけることができた。 さなぎが入った穴が、いくつも並んでいるようすは圧巻だった。 オスにはすでに立派なつのの部分があるし、メスはつのがない。 本でわかってはいたが、改めて蛹の段階でオスメスがしっかりわかれてるんだと納得した。 哲也は動き回るさなぎたちをずっとながめていた。 いくら見ててもあきないほど、さなぎは魅力的だった。 しかし、問題はちゃんと羽化するかどうか。 前年の幼虫は夏にきちんと羽化して出て来てくれた。 しかし、そのときは今回のようにさなぎの時期に掘り返したりしていない。 自分でしといてなんだが、そもそも部屋の上部に穴が開いて、全身丸見えの状態でちゃんと成虫になるのか疑問だった。しかしもう戻すことはできない。 哲也はそのままにして、毎日様子を観察した。 ある日、保育園から帰って見てみると・・・。 「羽化してる!」 なんと、オスが1頭羽化していた。 これも写真で見たのと同じだが、頭部は黒くて、つのにはまださなぎのからがついたまま。 そしてからだは白くて羽が飛び出ていた。 「やった!」 哲也は思わず叫んだ。それから数日のうちに、次々と羽化していた。 1頭のメスだけが羽化に失敗したらしく、前羽がしわしわのままかたまってて、羽を閉じることができない。 しかし、それ以外はちゃんとしたカブトムシとして羽化してきた。 哲也は2年連続でカブトムシの羽化を成功させたことに満足した。…
