今朝ももちろん散歩に行きましたよ! ただ、昨日湯布院で歩きすぎて足が痛い・・・。 →気になる距離はコチラ というわけで、今日はあまり長い距離は歩いてませんが・・・・。 ちょっと普段歩かない道も歩いてみましたよ。 気分が変わります。 途中ツチイナゴ発見! ほかのバッタたちと違い、越冬してるのですでに成虫です。 大好きな花!ムクゲがきれいな時期がやってきました! これからもっと花増えるでしょう! 楽しみ~! というわけで、今日もバッチリ歩きました! 明日ももちろんがんばります!
「おーい。釣れるか?」 突然声がした。 振り向くと、通りがかったおじさんがこちらを見ている。 「助けてください。」 思わず哲也はそう答えた。 釣れるか?の問いに助けてくださいって・・・。 とはいうものの、このときの哲也に出せる声はこれだけだった。 何も考えず、大人が今そこにいることを認識し、自然と発した言葉だ。 おじさんはかけよってくると 「どうした?」 と話してくる。 「大きなコイがかかって、もう限界なんです。」 おじさんはすぐに哲也が持つ竿を支えた。 「おいちゃんが竿立てとくけん、ボウズはリール巻け。」 哲也はうんとうなずくとリールに手をかけた。 力はもう残ってなかったが、ものすごい安心感で満たされる。 「おいボウズ。」 今度はおじさんはふみちゃんに声をかけた。 「お前は網もってかまえとけ。」 「はい。」 そう言うとふみちゃんは網をかまえた。 本当に心強い。 竿を立てる。リールを巻く。網に魚を入れる。 本来ならこれらを一人でしないといけなかった。 これまでの状況から、このときの哲也の力ではこれは無理だった。 しかし今は助っ人が二人だ。役割までしっかり決まった。 瞬時にこんな采配をしたおじさんはすごい!と思った。 ただ、安心していいわけではない。 まだコイとの戦いは終わっていない。 哲也は握力を失った手で、再度力をふりしぼりリールを巻いた。 コイはまだ抵抗を見せるものの、重いだけで力が確実に弱まっている。 それでも今の哲也より充分強いが、体力充分かつ力持ちそうなおじさんの登場で状況は一変した。 哲也はとにかく巻いた。手はすべての指が真っ赤になっている。 それでもとにかく巻いた。 コイはついに水面に横向きになったまた寄ってきた。 やはりでかい! だがさっきほど怖くはない。なにせこちらは3人いるのだ。 哲也は二人を信じ、そして自分を信じ最後まで巻いた。 ついに手が届く距離まで寄ってきた。 ふみちゃんが狙いをすましている。 前にも書いたが、ふみちゃんは釣り勝負で哲也より釣果が良いことが多い。最大の理由は哲也と違い器用だ。 いつも臨機応変に工夫して、哲也の一歩先をいく。 それにいつも歯がゆい思いもしてきた。釣りのたび今回も負けたと思いながら帰ることが多かった。 しかし、今はそんな彼が頼もしい。 哲也は信じてそのときを待った。 シュッと網を降る音がした。 「入った!」 ふみちゃんの声が響き渡る。 コイはその頭を情けなく網につっこんでいた。 さすがの大きさのため、しっぽははみ出していたが、なんとかきれいに収まっている。…
今日は久しぶりの場所へ。 昨夜はすごい雷雨でした。 濡れた木の幹にはカタツムリが。 でっかいなぁこいつ。 ショウリョウバッタの幼虫見つけました! ドウガネブイブイ。 コイツはさわるとすぐにやわらかいふんをするので注意! 高い位置で、よく撮れなかったけど、ニイニイゼミです。 久しぶりに見たナナフシ。 まだ成虫じゃありませんが、前回見たときのよりかなり大きい! 本当に成虫見れる日も近い! コイツ、だんだん見つかりづらくなってきます。 まずは数そのものが減っていくこと。 幼虫のうちに、カマキリや鳥なんかに食べられていくので減っていきます。 そして、擬態がうまくなっていくこと。 幼虫の内は、周りに同化するのがヘタクソで、すぐ見つかりますが 大きくなるほどうまくまわりに紛れ込みます。 というわけで、春~初夏のように毎回複数見つけるなんてことはなかなかないでしょう。 事実今日もこれ1匹。 でも、またここに来て成虫見たいと思います!
ふみちゃんという、強力な助っ人のおかげで戦意を取り戻した哲也は、とにかく夢中でリールを巻いた。 その距離はだんだん縮まってくる。 すぐそこにあの巨体が常に見えている状態になった。 終わりは近い。 二人は最後の力をふりしぼる。 弱ってるだろうが、それでもときどき水面をしっぽでたたき、抵抗してくる。 そのたびに腕に衝撃が伝わり、握力を奪う。 それでも二人は離さない。 最強のコンビだ。 もうあと5mもない。すぐそこでコイが右に左に走る。 しかし最初の力はもうない。 それにしてもでかい。 こんなものと戦っていたのか? 時計は持ってないが、おそらく20分以上は経っていると思う。 バシャバシャ! 水面が炸裂する。 コイは大きく体をくねらせ、岸に寄るのをいやがるように暴れる。 でももう年貢の納め時だ。 ついにコイの顔が水面から出た。 大きな口を開けたコイ。かなりの迫力だ。 哲也はその顔を見て再び恐怖を覚えた。 でかすぎる。怖い。 手が震える。とりこむための網をとろうと、竿から右手をはなす。 そのときだった。 カシャン! 哲也の手がベイルに当たった。 シュルシュルと糸が出る。 「しまった!」 このときにはすでに遅かった。 慌ててベイルを閉じたが、手が届きそうなところまで寄ったコイはまた岸から離れた。 糸の色から察するに10mちょっとというところか・・・。 もう握力も腕力も限界。足もガクガクしている。 はさみで糸を切ってあきらめようとしたとき以上の絶望感が襲う。 そして助っ人ふみちゃんも限界を迎えていた。 「ごめん。ふみちゃん・・・。」 「いや、いいよ。」 二人の言葉には力は宿っていない。 悟っているのだ。もう一度あのコイをここまで引き寄せる力はもう二人には残っていないことを。 今、二人が中学生くらいになっていたら・・・・。 そんなことを考えるが、現実は小学4年生。急に力は宿らない。 そして、体中の力を使い果たしている。 もう打つ手はない。 今度こそ本当にあきらめるときだ。 このまま戦っても、哲也もきついがなによりふみちゃんに申し訳ない。 三段池から家に帰るには、二人ともかなり急こう配の坂道を自転車でのぼらなければならない。 その体力もすでに残ってないほど消耗しているのだ。 これ以上は、無理はできない。 哲也は悔しさをこらえ、今度こそはさみで糸を切ろうと覚悟した。