25日目・5月2日は男池とタデ原湿原に行ってきました! かなり歩きました! なんと!結果は9km!いや~、歩いた歩いた! 26日目・5月3日は原尻の滝と用作公園に行ってきました! どちらもきれいなところでした! で、この日の結果は・・・。 4.2kmでした!もっと歩いた気がするけど・・・。 とにかく2日間で・・・ 結果13.2km! 累計97.9km! 残り902.1km! 100kmはもう目の前! 今日もがんばって歩こう!
それから哲也は、ちょくちょく松の木をチェックするようになった。 松の木は、確かに昆虫はそれほど寄ってこないのだが・・・。 それでもごくたまにやってくる虫のなかで、お気に入りのものがいた。 それはウバタマコメツキだ。 もともと哲也はコメツキムシが大好きだった。 裏返しに置くと、首を曲げて反動でピョーンと飛んで起き上がる。 これを見て遊んだ子も多いのではないだろうか? ※今の子たちはこんなことあまりせんみたいやね・・・・。そもそもコメツキムシ知らない子多いし・・・。 コメツキムシはいろんなところで見つかる。 うちの畑でも見つかるし、クワガタ採集の副産物としてとれることもある。 サビキコリ、シモフリコメツキ、クロツヤハダコメツキ、オオナガコメツキ、ヒゲコメツキなど・・・。 結構、つかまえては遊んでそのあと逃がすのをいつもやっていた。 楽しかった。 しかし、ウバタマコメツキは別格だった。 クヌギなどが多い雑木林によくでかける哲也は、山中ではあまりウバタマコメツキを見なかった。 松が多く生えているところはたまにいくが、そんなときにたまたま見たことはある。 しかし、基本松林ではクワガタが見つからないため頻繁には行かないので、ウバタマコメツキはほとんど畑の隅の、その松の木で見たものが、生涯見つけたもののうち8割くらいを占めていると思う。 このコメツキは小型のものが多いコメツキのなかではひときわ大きい。哲也の知る限り3センチを超えるコメツキは、近辺ではこの種だけだった。 とにかく、哲也はたまにしか来ないウバタマコメツキを見つけたいがために、ときどきこの松の木にやってきていたのだ。 しかし、今は事情が変わった。 マツノキクイムシに狙われているじいちゃんの大事な松の木。 哲也はもしまたマツノキクイムシを見つけたら、じいちゃんに報告せねばと思っていた。 夏場青々として鋭くとがった葉をたくさんつける松の木。 しかし、その夏は哲也に大きな違和感を与えた。 夏場なのに茶色い枯れた葉が枝についていた。 最初は、冬に茶色くなったのが落ちずに残っていると思った。 しかし、久しぶりに木登りして高いところを見ると、茶色い葉が多い。 しかもなんとなく木が弱弱しい感じがして、登っているのが怖かった。こんなことは初めてだ。 自分も成長しているのだから、重くなったのかも?と思ったが、なんかそういうことじゃなく、木が頼りない感じがしたのだ。 いつもは木に登った時は、曲がりくねった木の途中で、いい感じのところを見つけて、木の上で寝転ぶようにして空を見上げるのが好きだったのだが、この日はなんか怖くてすぐに降りた。 そして、しばらく松の木を見ていたら、また黒くて小さな虫を確認したのだ。 「マツノキクイムシだ。」 哲也はまたじいちゃんを呼んだ。 また殺虫剤をまいてもらった。 その日はそれで終わり、安心もした。 それからほどなくして、我が家に大きな事件が起こる・・・。
「じいちゃん!ちょっときて!」 哲也はじいちゃんを大声で呼んだ。 前にも書いたが、家のすぐそばに10m四方ほどの畑がある。 そこは哲也にとっては恰好の遊び場だった。 花や虫の観察はできるし、釣りに行くときはミミズ掘れるし。 そんな畑の隅に大人の背丈より少し高いくらいのあまり大きくない松の木があった。 その松の木は曲がりくねっていて、虫もあまり寄り付かないので 哲也にとっては遊びやすい木であった。 曲がってるのでカンタンに登ることもできるし、チクチクする葉っぱも遊びの材料になった。 根元付近にはサルノコシカケがはえていて、それに座ることもできた。 哲也はまだ保育園児だった。 いつものように遊んでいたのだが、黒くて5mmあるかないかくらいの小さな虫をたくさん発見した。 この木を大事にしているのはじいちゃんだった。 哲也は、普段虫があまりいない松の木に虫がいることをじいちゃんに伝えたかった。 そして何より、その虫が図鑑で見た覚えのある虫に似ていたのだ。 それはマツノキクイムシ。 小さな子供でもわかるそのネーミング。 そいつらがマツを食い荒らす害虫であることは、そのときの哲也にも容易に想像ができた。 「じいちゃーん!」 再び叫んだ。 「なんかい。」 じいちゃんは少し面倒そうに畑にやってきた。 「松の木に虫がついとう。」 「どんな虫や。」 哲也はその小さな虫たちを指さした。 老眼のじいちゃんには、目を凝らさないとわからないレベルの小さな虫だ。 「これがどした?」 じいちゃんは家の中でなにかしていたのだろう。 こんなことで呼ばれたということに、明らかにめんどうだという感じだった。 「これ、松の木食うやつっちゃ。このままじゃ枯れてしまうとよ。」 哲也は必死に訴えた。 「わかった。」 じいちゃんは殺虫剤をもってきて、そいつらにふりまいた。 「これで大丈夫。」 じいちゃんはまた家の中に戻っていった。 誤解のないように言っておくが、哲也はじいちゃんに嫌われていたわけではない。 むしろ、目に入れても痛くないほどかわいがられた。 いつもばあちゃんから「あまやかさんで。」と注意されていたほどだ。 そんなじいちゃんが、哲也は大好きだった。 だからこそ、大事にしている松の木を枯らされたくなかったのだ。
