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哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ⑥せみのいる神社 その1

哲也の家から歩くと15分ほどのところ・・・。 民家の間の車が通れないほどの細い道路を進むと、その先の両側を草で覆われた200段ほどの石段がある。 石段には周りからの草やササがおおいかぶさったりして行く手を阻んでいる。 そんな石段を登っていくと小さな神社がある。 名前もわからない。 お参りに来る人もいなさそうだ。 ここで、友達以外人にあったことがない。 賽銭箱もお金は入っていない。 車の音や、人が歩く音なども全く聞こえず、隔離された世界に来たような錯覚さえ覚える。 そんなさびしい神社だったが、哲也はよくその神社に遊びに行った。 たまに友達と行くこともあったが、一人で行くことも多かった。 なぜそんなさびしい神社に行くのか?というと そこは昆虫の宝庫だったからだ。 まずは石段。周りの草むらにはバッタやカマキリのなかまが多くいた。 花には蝶や蜂が飛んでくる。 石段の上をときどきオサムシやシデムシなどが走っていた。 石段は結構きつかったが、登りきるとまず神社の軒下の砂地でアリジゴクがたくさん見つかる。 そして、ここは木の宝庫でもあった。 様々な種の木々がたくさん並んでいた。 ここはカブトムシやクワガタが集まるような、樹液を出すクヌギやコナラなどの木はなかったので、それらをつかまえるのには向いてない場所だった。 だが、カミキリムシやタマムシがたまに見つかるし、何よりたくさんの種類のセミがいた。 近所の公園でも、クマゼミやアブラゼミ、ツクツクボウシはどこにでも見られた。 自宅の畑にあるひのきにも来るし。 ただ、この神社は他の場所ではあまり見つからないヒグラシやミンミンゼミもいたし、ニイニイゼミもいたのだ。 つまり、このあたりにすむセミのほとんどをここで採集することができた。 哲也はセミも大好きだった。どのセミもそれぞれ特徴的で、鳴き声も違ってて好きだったが、中でもクマゼミは特に好きだった。あのからだの大きさと迫力ある声。 セミは短命である(地上では)ことを知っていたので、持ち帰って飼うとかはほとんどしなかったが、採集するという行為は好きだった。 いろんな種類のセミをつかまえて、カゴに入れて眺める。そして帰り際に逃がして帰る。 ただそれだけなんだが、それが楽しくて、哲也はまたその神社にでかけた。

学習塾RainBow 科学の部屋 シマヘビ見つけました!

先日南立石公園でシマヘビを見つけました! すばやいわ~。 写真なんとか2枚だけ撮れました・・・。 この個体は黒単色でした。黄褐色に黒のシマが入ったものもいます。 ヘビもテスト頻出なので抑えておこう! <シマヘビ> 脊椎動物門 脊椎動物亜門 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属 シマヘビ ヘビは爬虫類の代表例ですよね! うろこに覆われ、陸上に殻のある卵を産みます。 小動物を襲って食べます。 このへびは毒はありませんが、かまれると痛いので見かけたら注意しましょう!

学習塾RainBow 科学の部屋 カエル見つけました!

カエル、かわいいですね! カエルはテスト頻出!の動物なので、しっかり覚えておきましょう! <カエル> 脊椎動物門 脊椎動物亜門 両生綱 無尾目 両生類の例として頻出! 子供のころ(オタマジャクシ)はエラ呼吸。 大人になると皮膚と肺で呼吸。 水中にゼリー状のものに覆われた卵を産む。 昆虫や小動物などを食べる。

哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ⑤枯れた松の木 その5

哲也は、コップに水をはって、そこに松の枝を挿した。 そして、例のウバタマムシを飼ってみた。 枝に登ったり、皮や葉をかじるようなそぶりを見せていたので、安心した。 しかし、そのウバタマムシは数日で死んでしまった・・・。 エサが悪いのか、環境が悪いのか・・・。 はたまた、単に寿命だったのか・・・・。 これについては今も答えはわからない。 と、哲也の飼育失敗の話はさておき、父がついに松の木の残りも処分するというので、哲也も見に行った。 もろいところがあぶないので、上から20cmずつくらいカットして、それぞれ燃やして処分するという作戦だ。 木はかなりもろくなっていて、前回は硬くて切るのが大変と言ってた父だったが 「こりゃカンタンや。」 と軽々とカットした。 父はその木片をコロンと転がした。 哲也はその木片を見た。 「なんか、穴がたくさんある。」 見ると、切り口にはたくさんの穴があり、木くずもつまっている。 「もしかして?」 哲也はナタを持ってきた。 このもろさなら哲也にも割れそうだ。 カンとたたくと、木が割れた。 そしてそこには・・・・。 「タマムシの幼虫!」 哲也は図鑑で見たタマムシの幼虫を発見した。 もしかすると、この木はウバタマムシの産卵木になっていたのでは? 次の木片が父によって転がされた。 哲也はそれも割ってみる。 さっきのより根元に近く、さらにやわらかい。 「あっ!蛹!」 おそらくタマムシであろう、蛹がいた。 また形の違う幼虫も現れた。 「カミキリの幼虫!」 哲也は興奮しっぱなしだった。 図鑑でしか見たことのないものが今目の前にたくさん出てきている。 「すげー!」 カミキリムシは哲也はこの木で発見したことはなく、蛹や新成虫も出なかったため、種類まではわからなかったが、タマムシの幼虫に似ていて、でもなんかずんぐりしていて、間違いなく図鑑でみたカミキリムシの幼虫であった。 しかし、ここで問題が発生した。 これらをどうやって飼えばいいのか・・・。 成虫にするすべも知らない。 困っていると、父が一言。 「その木の中で生きちょんのやけん、その木のまま飼えばよかたい。」 「なるほど!」 哲也はそんなこと考えつかなかった。 「ありがとう!」 父は、ケースに入れやすい大きさにカットした木を2,3個つくってくれた。 で、大きめのケースにそれらを入れて、湿気がなくならないようにクワガタを飼うときに使ってたオガくずを入れた。 そして、そのまま放置した。 翌年、哲也はその存在をほぼ忘れていたのだが・・・。 なんか急に思い出して、かごを見てみた。 「ウバタマムシだ!」 そこには地味だけど、なんか光沢があるあのウバタマムシがいた。…

テントウムシコレクション

暖かくなってきて、テントウムシが多くみられるようになりましたね! というわけで、今回はいろんなテントウムシを集めました! ニジュウヤホシテントウ。 二十八個の星があるテントウムシです。 よく知られるテントウムシは、アブラムシなどの小さな虫を食ますが この種は葉っぱを食べます。 畑では野菜食い荒らす害虫です。 こちらはおなじみ!ナナホシテントウ。 ナミテントウ。これは黒に赤い斑点ですが、色は様々な変異があります。 これがテントウムシのさなぎです。 葉や壁などについてることがあります。 テントウムシをよく見る場所で探してみてください。 これがテントウムシの幼虫。 この時期よく見られます。 基本、成虫と同じもの食べる種が多いので、成虫がいるところを探せば見つかるかも?です。 かわいいテントウムシの世界。 みなさんものぞいてみては?

別府市 学習塾RainBow 科学の部屋 センチコガネ

先日、じいちゃんちの畑でセンチコガネ見つけました! これ、ピカピカしててきれいなんですよ! 今回のは紫色に光ってますが 個体により緑や青、赤などがいます。 センチコガネはコガネムシのなまかのなかで、糞をえさにする甲虫です。 一般には糞虫と呼ばれます。 フンコロガシという言葉がありますが、これは外国の糞虫が糞をころがして丸くしながら巣に運ぶのでそう呼ばれますが、日本の糞虫はほとんどころがす習性がないそうです。 実際、ボクも見たことありません。 糞を食べるので、汚いイメージですが、見た目は超きれいですよ! <センチコガネ> 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 カブトムシ亜科 コガネムシ上科 センチコガネ科 昆虫なので、頭部・腹部・胸部にわかれ、胸部に足が3対(6本)ついている。 4枚の羽も胸部についている。 センチコガネなどの糞虫と少年時代の哲也(私)の奮闘記を別ブログにて掲載中! →コチラ センチコガネを見つけたじいちゃんちでの一日はコチラ

哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ④枯れた松の木 その4

月日は流れ、夏が来た。 じいちゃんの件があって、哲也はしばらくその松の木は見ていなかった。 だいぶ気持ちも平常に戻り、家族もなんとかいつもの家族に戻りつつあった。 そんなある日、哲也はふとあの松の木が気になり、見に行った。 「何かいる。」 大きめの昆虫が見える。 色が木の色と似ているので、またウバタマコメツキかと思った。 しかし、なんか地味な色なのに輝いて見える。 「あっ!」 哲也は大きな声を上げた。 「ウバタマムシだ!」 哲也は慌ててそいつをつかんだ。 このとき、ウバタマムシを見るのも触るのも人生初だった。 「やった!すげー!」 哲也の興奮はなかなかおさまらなかった。 普通のタマムシはむしろ何度か見たことがあった。 つかまえたこともある。 ウバタマムシは図鑑で見て、一度はつかまえたいと思っていたのだ。 哲也はうれしくて、すぐにそいつを虫かごに入れた。 飼い方がよくわからない。 ただ、こいつは松の木に来ていたし、実際図鑑にも松の木で見られると書いてある。 松の葉や幹をかじるのでは? そう思って哲也は松の木の枝を少しもらおうと考えた。 少し高いところの枝と葉をとろうと、根元から30cmほどの高さの曲がった幹に足をかけると メキメキメキッ!とすごい音がした。 折れる!そう思った。 哲也は枝をとるのをあきらめた。 こわいので、父にそのことを話した。 父と一緒に松の木を見に行った。 根元から50cmほどの高さの皮が少し剥げているようだ。 父はその皮をむいた。 すると・・・ なんとも情けない感じの幹が露出した。 穴だらけで、虫がくったあとの木くずにまみれ、白アリやマツノキクイムシ、クチキムシその他いろんな虫が樹皮の下にひそんでいた。 父はゆっくりと木を押した。 「こりゃ倒れるぞ。」 見た目以上に中が朽ちてボロボロらしい。 このままでは危険と判断した父はこの木を処分することを決めた。 じいちゃんの大事な木だったが、危険なのでしかたない・・・。 まず父は朽ちてる部分より上の方、根元から1mくらいのところをノコギリでカットした。 上の部分はドサリと地面に落ちてきた。 その光景を見て、哲也は悲しかった。 上の部分はこれから燃やすそうだ。 残りの部分はもろいし危ないので、少しずつ切っていくらしい。 もろいとはいえ、切るのは大変なので、この日は上の部分を燃やすので終わることにした。 このとき、枝や葉をいくつかもらった。 ウバタマムシを飼うためだ。

チャレンジ1000km! 塾長ウォーキング! 27日目結果! ついに・・・。

昨日は扇山登山口に向かって歩きました! 登山口から、登りは結構急なところもあり、なかなかきつい! とりあえず、眼前の扇山を見ながら行けるとことまで行きました。 というわけで 結果3.7km! 累計101.6km! 残り898.4km! となりました! ついについに!100km到達! まあ、1000kmにはまだまだですが・・・。 1年くらいで達成したいという目標に向けては、いい感じではないでしょうか? とにかく!気を抜かずがんばるので応援よろしくお願いします!