ウコンといっても生薬のウコンではありません。 ウコン桜です! 名前のとおり桜なので、花は桜の花そのものですが 花弁のいろが緑がかってます。 ちなみに生薬のウコンはショウガ科。 ウコンの根からとれる染料の色をウコン色といい、そこからこの名前がついた。 <ウコン> 被子植物 双子葉類 バラ目 バラ科 サクラ属 ウコン ソメイヨシノなど、代表的な桜に比べると少しだけ時期が遅いので、今も見ることができます! 栽培品種であり、サトザクラの一種である。
マイマイカブリ編で登場した父特製の大きな虫かごは、もともとバッタを飼いたい!という哲也の願いからうまれた。 どうせいろんなの飼いたいんだろうと、父は2つも作ってくれたのだ! 普段、厳しくて怖い父でしたが、こういうところがあったのだ。 かごが完成した日の夜はいてもたってもいられなかった。 早く、あの中にバッタを入れたい! 哲也は夕方のうちに、下の部分に畑から土をもってきて入れ、さらにこれも畑から雑草を根っこごとひきぬいて持ってきて、かごの中に植えつけた。 草は畑に充分あるし、近所の草むらにもたくさんある。エサに困ることはないだろう。 そう思っていた。 そうして、バッタの家をつくりあげた哲也は満足して眠りった。 次の日、帰ってきた哲也はすぐに網を持ってでかけました。もちろんバッタをとるためだ。 狙いはショウリョウバッタ。 30分ほどかけまわり、いろんなバッタを手にした。 そして、大きなショウリョウバッタもつかまえた。 哲也はショウリョウバッタ以外を逃がし、その大きなショウリョウバッタを虫かごに入れて飼うことにした。 ワクワクしながらかごに入れた。 家は気に入ってくれるだろうか? 入れてからしばらく観察した。 飛び跳ねたり、網によじのぼったりしている。 草にもとまるが、食べる様子はない。 まあ、明日には食べるだろう。今はおなかすいてないんだ・・・。 哲也はそう思い、その日はそのままにしておいた。 次の日も観察を続けたが、草はあまり食べてないようた。 哲也は畑に生えていた、いろんな草をとにかくひっこぬいて植えていた。 よく見ると、ぜんぜんかじったあとがない葉と、少しかじったあとがあるものがあった。 もう少しようすを見ることにしよう。とりあえずこの日もそのままにしておいた。 次の日・・・。 「あっ!」 哲也は思わず声をあげた。 草がほとんどしおれてるんです。 水はあげてましたが、結局根がしっかりついてなかったようだ。 しかも、やはりかじられたのとかじられてない葉に差がある。 よく見ていくと、気づいたことがあった。 「スジがまっすぐのやつだけかじってる。」 そのころの哲也は平行脈なんて知らなかった。 コイツはそのタイプの葉だけをかじってるようなのだ。 この葉なら、いつもいく草むらにたくさんある。 しかし、草の丈は高いし、根もしっかりしててひきぬけないだろう・・・。 どうしようかと考えていたとき、ばあちゃんから声をかけられました。 「哲也!お仏壇の花、とりかえるからおろしてきて。」 「はーい」 哲也は仏壇に向かった。 そして花瓶をとったとき・・・。 「これだ!」 ある考えが浮かんだのだ。
哲也は、バッタのなかまがとても好きだった。 近所の草むらはかれらをつかまえる絶好のポイントになっていた。 トノサマバッタやクルマバッタ オンブバッタにツチイナゴ クサキリ、ツユムシ、エンマコウロギなど・・・。 クツワムシやキリギリスのような大型種がとれると歓喜したものだ。 しかし、なかでもとくに好きなのはショウリョウバッタだった。 あのどっしりとした重量感! 大きいのに、からだや顔は細身できれいな形をしている。 鮮やかな緑色のやつもきれいだが、枯草のような色をしたものもかっこいい。 ショウリョウバッタをつかまえると、その日は勝ち!感が強かった。 幼稚園くらいのころだったろうか。 いつもの原っぱで、網を片手にバッタを追い回していた。そのとき、足元からキチキチキチッと音がして、緑色の昆虫が飛びだした。 「キチキチバッタだ!」 哲也はそいつが飛んで行った方向に走っていき、網をかまえて狙いを定める。 バシュッ! 素早く網をふる。 中を確認すると・・・。 「いた!キチキチバッタだ!」 哲也は歓声をあげた。 素早くてつかまえにくいコイツがとれるとテンションが上がった。 キチキチバッタというのは、何かの本でそう書いてるのを見たのでそう呼んでいる。 ただ、哲也にとってはショウリョウバッタとうり二つだったので、なぜコイツはそんな名前なのだろうかと不思議だった。もちろん、飛んだ時にそういう音が鳴るからだろうと思った。しかも、ショウリョウバッタは飛ぶときに音がならない。 幼かった哲也は、彼らが別種であることを疑わなかった。 哲也はバッタをたくさんつかまえていたが、飼育するカゴがなかったので、とるだけとって帰りに逃がして帰っていた。 クワガタやカブトムシを入れているケースに入れるわけにはいかない。 何より草を入れられない。 なんとかならないものか・・・。 あるとき、哲也は父にバッタを飼いたいけど、どうやって飼えばいいかわからないと話してみた。 そうすると父は 「つくっちゃろう。」 と言った。びっくりした。 つくる?そんなことができるのか・・・。 哲也は半信半疑ながら、でもバッタを飼育できるかもしれないという期待でいっぱいになった。
今日は上人ヶ浜公園を歩いてみました! ここは何年か前に一度来たきりで、かなり久しぶりでした。 海のそばに、白や薄紫のきれいな花が群れているではありませんか! ハマダイコンです! 菜の花ににてかわいい花ですよね! <ハマダイコン> 被子植物 双子葉類 アブラナ科 ダイコン属 ハマダイコン アブラナと同じ仲間なので、離弁花類です。 ダイコンと名がついてますが、ダイコンのように根が太くはなりません・・・。 確かに、花はダイコンとよく似てますね。 海岸付近でよくみられるので、海が近い!という方は一度探してみてください。 潮風に当たりながら花を見るのもなかなかいいですよ!
1学期講座生新規生募集中! ではありますが、いくつか満席のコマがありますのでお知らせします。 月曜 19:00~20:20 火曜 19:00~20:20 火曜 20:30~21:50 金曜 19:00~20:20 以上のコマは、満席のため選ぶことができません。ご了承ください。 ご入塾をご希望の方は、上記以外の日時でご検討ください。 よろしくお願いいたします。 なお、現在小4から高3、および浪人生まで幅広く募集しております。 様々なニーズにお応えしております。 詳しくは同HPの1学期講座のページをご覧ください。 お問い合わせお待ちしております。 →0977-75-8688 または →090-3416-3343 までお電話お待ちしております! メールでもお問い合わせ可能です。
哲也は目的の倒木の前に立っていた。 手には父にもらった少しだけさびついたナタがあった。 いつも使うので、少しさびてるそのナタを、父は哲也にくれた。 いちいち貸すのも面倒だったのかもしれない。 小屋にはほかにもナタがあるので、父はそっちを使うっていうのもあったのだろう。 さびはあるが、なかなかいいナタだった。 時々、父はそのナタを研いでくれた。 力のない哲也でも、充分に使えるようにと。 哲也は、目の前の倒木を見回し、割りやすそうなところを探した。 「ここからやってみよう。」 哲也はクワガタ幼虫を夢見て、ナタを下ろした。 カツンカツンとナタが木に当たる音が響く。 何も出ないのか? そう思ったとき、少し空洞が見えた。 「穴があるぞ。」 倒木の中に穴がある場合、そこはなんらかの虫が掘ってできた可能性が高い。 そして、そうした穴はなんらかの昆虫が越冬している可能性が高い。 もし虫がいた場合、つぶしてしまわないように、哲也は慎重にその空洞の周りを割っていった。 うでがパンパンになってきた。 もううでが限界だと思ったとき、ボコッと大きな穴が現れ、黒いものが目に入った。 最初、越冬中のクワガタかと思い興奮した。 しかし、よく見ると・・・。 なんと!マイマイカブリの成虫が群がって越冬していたのだ。 見えてるだけでも4,5匹はいる。 「マイマイカブリだ!」 哲也はそう叫ぶと彼らのすむ空洞を、ナタで慎重に広げた。 なんと、総勢7匹のマイマイカブリが眠っていた。 冬眠中のマイマイカブリを見るのはこれが初めてだった。 「これだけいれば、オスメス必ず混じるだろうな・・・。」 哲也は一瞬そう考え、持ち帰ろうかと思った。 今度は累代飼育に成功するかもしれない。 しかし、やはりあのカタツムリ探しまくりの日々がどうしても面倒に感じた。 考えたあげく、哲也は彼らをそっとその穴にもどし、割れた木のかけらなどでおおって、そのままにしておいた。 以降も、クワガタの材割採集の際に、ときどきマイマイカブリを見つけることがあった。 つい最近も見つけたことがある。 しかし、もう持ち帰ることはしなかった。 なんとしてもつかまえたい!なんとしても育てたい! そう思ったあのころが、今も懐かしくよみがえる。 もう飼育することはないかもしれないが、それでも彼らは間違いなく、哲也とともに過ごし、いろんなことを教えてくれた虫だったのだ。 その記憶は、これからもずっと残っていくことだろう。