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哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ①フンコロガシ? その2

哲也は草原の中に足を踏み入れた。 破れた鉄条網のあたりは普段牛もこないので背の高い草が生えているが 中央に行くほど草はまばらになり、背も低くなっている。 当然だが、牛が食べているからだろう。 少し乾いた土の上には周りの乾燥した土よりも湿っていて、色の濃い糞がところどころ落ちている。 これまで、哲也はそういうものがあることを知っていたが、まじまじとそれらの糞を見ることはなかった。 そのとき、哲也の眼には何か黒っぽい動くものが見えていた。 「いた!」 哲也は思わず叫んだ。 そして、再度牛や人がいないか周りをきょろきょろ確認した。 「よし!大丈夫だ。」 もし牛がいて、突進でもされれば大参事だろう。 哲也は慎重に確認したあと、糞のそばに近づいた。 「おおっ。」 感動でそれ以上言葉が出なかった。 初めて見るダイコクコガネだった。 「すごい!カブトムシみたいでかっこいい!」 黒くテカテカと光沢を放ってはいるが ところどころに糞をべったりとつけている。 哲也は例の手袋をはめ、その虫をそっとつかんだ。 「力強い!」 手から逃れようと脚をバタバタさせるそいつは思いのほか強かった。 本当に糞を食べている。 こんな感動あるか? さらに見回した。メスはいないか知りたかった。 ふと糞のそばに目をやるとなんか穴のようなものが見えた。 「なんだ?自然にできてる穴か?」 哲也は穴の上にのっている土や糞を例の手袋でのけてみた。 「!!!」 声が出ない! すごすぎる! 穴は思ったより大きく、その中に丸い玉がいくつか見える。 ただしその玉は完全な球体ではなく、少し楕円のような縦長い感じだった。 もしかして? 卵産む場所じゃないのか? 哲也はかなり興奮していた。 糞の臭さなどもうどうでもよかった。 そのとき、玉の陰になにか動くものが・・・。 「メスだ!」 ダイコクコガネはオスはカブトムシを彷彿とさせる立派なツノがあるが メスはつのがない。 このとき確信した。間違いなくここは産卵場だ。 それにしてもよくまあこんなきれいに丸めたものだ。 がんばって産卵しているメスには申し訳ないが、どうしても確認したい・・・。 哲也は竹べらを取り出した。

新しいブログにいくつか記事書いてます!どうぞよろしく!

1000kmチャレンジの2日目の結果報告の記事書いてます! さらに・・・。 新連載! 「哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~」 の記事を書き始めました! 今はいい歳したおっさんですが・・・。 この記事を読めば少年時代の哲也に会える! というわけでぜひともそちらのブログもよろしくお願いいたします! →現在パパで塾長の少年の日の思い出とちょっとチャレンジ

別府市 学習塾RainBow 科学の部屋 ゼンマイ

散歩中にゼンマイ見つけました! 子供のころはばあちゃんとよく山にゼンマイとりに行ってたなぁ・・・。 食べごろのやつもあったけど もう葉が出るってやつもありました。 幼いうちはわたに包まれてるのが特徴ですよね。 <ゼンマイ> シダ植物 ゼンマイ目 ゼンマイ科 ゼンマイ属 ゼンマイ シダ植物のなかまの代表例であり、ワラビやスギナとならんでテスト頻出! 絶対に覚えておこう! 胞子でふえる植物で、時期によって、葉の裏に胞子嚢がみられる。 地下茎をもち、茎は地中にあるため、地表に出ている部分は茎ではなく葉柄である。 維管束が発達し、根から水を吸収する。

哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ①フンコロガシ? その1

これから始まるお話は私の子供時代の経験をもとに、記憶があいまいなところもあるので脚色はしていますが、基本的には実際にあったことを文章にしてみました。今回のお話の題名にクエッションマークがついてますが、読み進めてもらえば、なぜつけたかわかるようになっています。ぜひ読んでみてください。 小学生の哲也は本が好きで、いろんな本を読んでいた。 図書室であるとき「ファーブル昆虫記」に出会い、 あまりの面白さに次々に借りて読んだ。 その中でフンコロガシの話があり、かなり興味がわいた。 昆虫図鑑を穴が開くほど見まくっていた哲也は糞虫についても知ってはいた。 日本にすむものではセンチコガネやダイコクコガネ、マグソコガネにエンマコガネなどがいるということも知っていた。 この中でもセンチコガネについては、時々山中で見かけたことがあり、糞に集まる虫なのにやたら輝いててきれいだと思っていた。 ほかの虫については見たことはなかった。 ただ、これらがすんでいるであろう場所については心当たりがあった。 家から2kmほど離れたところに牛小屋がある。 その小屋のまわりは鉄条網で囲まれた草原になっており、ときどき牛はそこで放し飼いされていた。 その場所のすみっこに、一部網が破れているところがあり、そこにはほとんど牛は来ない。 その破れたところから草原内に入ってすぐのところにクヌギが数本あり、ノコギリクワガタがよくとれるスポットだった。というわけで、この場所自体は何度も来たことがあった。 哲也はファーブル昆虫記を読んだときに、ここを思い浮かべていた。 クワガタがとれるから来ていたが、草原のあちこちに牛糞が落ちていて、かなりにおいもするので、本当なら行きたくない場所だった。 しかし、フンコロガシの話を読んで、哲也は無性に糞虫を見たくなったのだ。 哲也は休日に備えて準備を整えた。 ばあちゃんからゴム手袋をもらった。 子供のころ、山から竹をとってきて、よくみんなで竹とんぼなんかをつくっていたのだが、今回は竹べらをつくってみた。 装備を整え、休みの日の午前中に哲也は動き出した。 目指す先はもちろん牛がいる草原だ。 道中、哲也は糞虫のことばかり考えていた。 見つかるだろうか。そう思うと不安でたまらなかった。 例の鉄条網の破れた敷地のすみに到着した。 期待と不安が入り混じった表情を浮かべ、鉄条網の外から草原を見つめた。 数十メートル先に糞が点々と落ちているのが見えた。 牛や人の姿は見えない。 「絶好のチャンスだ!」 哲也は意を決して、普段なら真っ先にチェックするクヌギの木には目もくれず、牧場内に入っていったのだ。

チャレンジ1000km!塾長ウォーキング!2日目結果

2日目の結果発表! 2日目も3.8kmでした! これで累計7.6km。 残りはあと992.4km。 まだまだ終わりが見えないですが 慌てずに、着実に目標達成までがんばろうと思います! 昨日は鶴見岳高原駅付近を歩いてみました! 桜がきれいでしたよ。 このときの様子が知りたい!という方はコチラ

新しいブログ始めたのでそちらもよろしく!

新しいブログを起ち上げました! 「現在パパで塾長の少年の日の思い出とちょっとチャレンジ」 というブログです。 →https://tmrainbow.comからどうぞ こちらのブログでは主に塾長の昔話と あと、塾長のちょびっとチャレンジについて日々書いていきます。 ちなみに今回、ウォーキング1000kmチャレンジ開始! みなさんの応援よろしくお願いいたします! 昔話については、これから少しずつ書いていきます。 お楽しみに!

別府市 学習塾RainBow 塾長散歩 鶴見岳高原駅周辺の桜

平地ではすっかり桜も見ごろが終わり・・・。 寂しいなぁと思ってたんですが 標高の高いところなら・・・。と思い ダメ元で鶴見岳の高原駅付近に行ってみました! これは大正解! まだまだめっちゃ桜が咲いてました! 超きれいです! 素晴らしい! 山桜もほぼ満開! ソメイヨシノもほぼ満開でした! もう少し桜を楽しみたい!という方は数日中ならまだ大丈夫と思います! こちらは枯れ始めでしたが・・・。 モクレンも見ることができました! ちなみにシダレザクラも超きれいでした! やはり天気がいい日は花が映える! というわけで今日は朝からめっちゃいい気分でした。

チャレンジ1000km! 塾長ウォーキング! 健康体を目指せ!

最近健康が気になります・・・。 というのも、健康診断に行くといろいろ数値良くないし 普段の生活でもあちこち痛かったりするし・・・。 最近は特に「若くないな~。」と思わされることが多くなりました。 もちろん、健康で居続けることが目標ではあるんですが・・・。 ボクは趣味で登山をときどきやってました。 しかしながら数年前から膝をこわし、さらにコロナ禍突入もあって ここしばらく登山には行けてません。 ボクにとって霊峰「英彦山」は思い入れの深い場所。 またその頂上を目指して歩きたい。 しかし、何度も行ったからこそ、その過酷な道中を知っている。 今のひざ、今の体力では無理。 というわけで、コロナ禍が終わったら 英彦山に登れるように 足腰を鍛えたいとも思っています。 というわけで勝手に昨日から1000kmチャレンジ始めました! 何日で達成できるか? 無理せず一歩一歩、日々努力して 1000km達成したいと思います! 応援よろしくお願いします! 初日は写真のとおり3.8km! 残りは996.2km! 明日もお楽しみに! ちなみに・・・道中の日記を読んでみたい!と言う人はコチラ また、道中に出会った花や昆虫について知りたい!という方はコチラ

別府市 学習塾RainBow 塾長散歩 南立石公園のさくら&つつじ

さびしいことですが・・・。 桜もだいぶ散り始めましたね・・・・。 というわけで、今のうちに見納め! と思い、南立石公園に行ってきました! 確かにだいぶ散ってるんですが、まだまだきれいです! 相変わらず、花がかわいい! あと何日かは楽しめそうかな? で、今日はそれだけじゃなく・・・。 つつじも咲き始めてたので、超うれしかった! まだ花は少なかったけど これからかわいい花をたくさん咲かせてくれるでしょう! 桜が終わりそうなのはかなしいですが つつじはこれから楽しみです!

別府市 学習塾RainBow 科学の部屋 カタバミ

テスト頻出! 日当たりのいいところに咲く、双子葉類の例として 結構よく出てきます! ぜったいに覚えておこう! 花は黄色くて小さくてかわいい。 葉はハート型で3枚一組になってます。 夕方から朝にかけて、太陽の光が弱い時には写真のように花が閉じています。 アップでもどうぞ! <カタバミ> 被子植物 双子葉類 バラ類 カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属 カタバミ カタバミは花の時期が長く、春~秋まで楽しめます。 繁殖力が強く、成長も速いのでどこにでも見られます。 ぜひ観察してみてください。