オトシブミって知ってますか? ゆりかごをつくることで有名な虫です。 どういうことかというと、彼らは葉っぱを上手に切って、くるくるまいて、その中に卵を産みます。 その中で幼虫がうまれ、その葉を食べて育ち、そのゆりかごの中で蛹になります。 えさにもこまらず、天敵にも見つからない。まさに一石二鳥のゆりかご。 からだは1cmにも満たない大きさですが、そんな知恵を持ってるんですね! 写真は、この前じいちゃんちに行った時にバラの葉で見つけたヒメクロオトシブミです。 オトシブミの種類によってゆりかごのつくりかたは違う。 またオトシブミというように、ゆりかごをつくって卵を産んだ後、葉から切り落として地面に落とすものと、葉にぶらさげたままのものがいる。 写真のヒメクロオトシブミは葉につけたままにするようで、葉についたままのゆりかごを春にいくつも見つけていた。 非常におもしろい虫なので、見つけたらぜひ観察してほしいです。 <オトシブミ> 節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 カブトムシ亜科 ゾウムシ上科 オトシブミ科 オトシブミ ちょうどこの時期くらいからオスがメスを見つけて交尾をする。 オスが複数の場合、戦って勝ったほうがメスを得る。 交尾をおえたら、葉に切れ込みを入れて巻いていき、ゆりかごをつくって産卵する。