菜の花・・・。きれいでした! ほんと黄色い花が輝いてて鮮やかでした! さらに! 河原に降りるとなんと! ツクシ発見! めっちゃうれしい! ホントに春来てるわー! というわけで、気分良く歩けましたよ!散歩中の様子は→コチラ では326日目の発表です! 結果5.4km! 累計1579.2km! 残り420.8km! やっぱ暖かいほうが好きだなぁ・・・。
哲也は昆虫が大好きで、クワガタはその中でも最も好きな昆虫であった。 図鑑を毎日のように穴が開くほど見ては かれらが棲む山、かれらが集まる木々、かれらが育つ環境・・・。 そんな場面を夢見ては、なんとか見つけ出してつかまえたいと思っていた。 中でもノコギリクワガタは格別だった。 図鑑で見るたびにため息が出る。 大きく湾曲した大あごに、赤みを帯びた美しいからだ。 ぜひ手にしたい! 幼く、まだ山に入ったことのない哲也は 早く大きくなって、山に入って このノコギリクワガタをなんとかつかまえたいと考えていたのだ。 同じノコギリクワガタでも、からだの大きさによってその形が異なる。 特に大あごの形がかなり変異する。 ノコギリクワガタの大きいもので、大あごの湾曲が強いものを”水牛”と呼んでいた。 これは地方名なのか、あちこちで言われてるのかはわからないが・・・。 とにかく、哲也の育った篠栗ではそう呼んでいた。 哲也が5歳になったころ、少しずつ山に遊びに行くようになった。 もちろん、むしとりのためだ。 実は近所の兄ちゃんから、小さい子でもクワガタがとれる場所を教えてもらっていた。 普通に車も通れるような道(とはいえ、ほとんど車が通らない場所だが)に沿って 大きなクヌギ1本と細くて背が低いクヌギが2本ならんだ場所だ。 哲也はそこに通うことで、コクワガタを何度か捕まえることに成功した。 すごくうれしかったが、ノコギリクワガタはとれない。 しかし、ある日まだ小学生にも満たない小さな哲也がクワガタを探していると、小学校高学年だろうか? 背が高い大きな男の子がやってきた。 彼は哲也に当たり前のように 「なんかおったか?」 と聞いてきた。 「コクワが2ひきおった。」 哲也はカゴを指さして見せた。 「よかったな。」 そういうと、その男の子は細い2本の木をけり始めた。 何事だ?と思っていると なんと木からポロポロと何か落ちてくるではないか。 そしてそれらが落ちた場所を確認し、あっさりとノコギリクワガタを手にしたのだ。 「すごい・・・。」 哲也は思わず声を上げた。 水牛ではなかったが、男の子は無情にもそのノコギリクワガタをかごに入れると そそくさと立ち去った。 なんともいえない悲しい気持ちになった。 彼が去って、ためしにその木をけってみるが、ビクともしない。 5歳の子供のケリがクヌギに通用するわけがないのだ。 結局は、低い位置で樹液が出ているところをチェックするしかなかった。 別の日・・・。 哲也の近所に住むY君が家にやってきた。 「てっちゃんあそぼー!」 外に出ると彼は虫かごをもっていた。 そしてそこには・・・。なんと大きなノコギリクワガタが入っているではないか! 「もしかして水牛!?」 聞くと、彼は得意そうに・・・…
哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~の中では クワガタ以外の昆虫ばかり取り上げてきました。 哲也は、様々な昆虫たちに興味を持ち つかまえたり、飼育したりしてきましたが 中でもクワガタは最も好きな昆虫であり、特別な思い入れがあります。 そのため?今もクワガタ飼育を続けています。 というわけで ついにクワガタに特化した、クワガタと哲也の織り成す壮大な物語を紡いでいきたいと思います! 画像に使ったのは、50過ぎて初めて描いてみたミヤマクワガタの絵。 もう3年ほど前かな? というわけで、最初に登場するのは・・・。 ミヤマクワガタではありません。 さあ、何が出るのか!乞うご期待! 連載は来週、2月27日から開始予定! それまでは・・・。 哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ をお楽しみください。 お楽しみに!