Category: クワガタ・昆虫飼育日記

ヒメオオクワガタ

ボクの大好きなクワガタのひとつ ヒメオオクワガタ。 クワガタ好きじゃない人にはあまりなじみのない名前かもしれません。 オオクワガタは大きくてかっこよく、いかついイメージですが・・・。 ヒメがつくだけあって オオクワガタとはかなり違います。 スマートでやわらかなイメージですよね。 ちなみに写真は奈良県産51mmのオス。 細身で枝先につかまりやすいように足が長いのが特徴です。 メスも他のクワガタのメスに比べると足が長い! 大きさもオオクワガタがオスで80mm、メスで50mmを超えるのに対し ヒメオオクワガタのオスは60mmを超えず、メスも40mmあるとかなり大きいほうです。 ずいぶんと違いますよね。 なじみが薄い理由は何と言っても生息地。 このクワガタは一般に標高が800mを超える高山で かつ、産卵に適したブナが育つ山にしかいません。 こんなところ、マニアしかいきませんよね。 また、活動時期も真夏より秋に主に活動します。 ちなみに、九州に住むヒメオオクワガタは キュウシュウヒメオオクワガタという名でヒメオオクワガタの亜種となっています。 アゴの形状や、体の太さ、体長など原名亜種と異なる部分があります。 今まで、何度か採集成功しましたが いかんせん、高標高の山の山中での採集となり 何もとれないことも多く 時間的にも体力的にも精神的にもなかなか行かなくなってしましました・・・。 と、長くなりましたが すごく魅力あるクワガタです。 自習室付近に置いておくのでぜひ見てみてください。

クワガタの発送

昨年の幼虫たちのほとんどが 今夏羽化しています。 まずはそれらの結果をまとめました。 <大分産オオクワガタ> 幼虫39頭飼育 うち途中で死亡、または羽化後死亡したものをのぞくと ♂14頭、♀15頭います。 ちなみに1頭まだ幼虫がいますので30頭が生き残ってることになります。 結果は・・・。 ♂77mm1頭、76mm1頭、75mm3頭、74mm2頭、73mm4頭、71mm3頭 ♀47mm5頭、46mm6頭、45mm1頭、44mm2頭、42mm1頭 という感じです。 オスはなかなかの好結果です! メスの50mmまたはそれに近いサイズ出てほしかった・・・。 これまでこの血統は♂75mmが最高で、だいたい70台50%、60台50%だったので 今回のオール70オーバー&77mm作出成功はかなり好成績だったと思います! <インドグランディスオオクワガタ> 幼虫9頭飼育。 うち途中で死亡、羽化後死亡を除くと ♂3頭、♀4頭います。 ちなみに今、幼虫が1頭いますので8頭が生き残っていることになります。 結果は・・・。 ♂84mm1頭、81mm1頭、80mm1頭 ♀49mm1頭、47mm1頭、45mm1頭、43mm1頭 という感じです。 ♂はこれまでの最高記録83mmを1mm更新! 今回は♂の結果が良かったようです。 ♀はオオクワガタ同様、50オーバーが出なかったので残念・・・。 今夏はこの2種は産卵させてないので、来年は羽化してきません。 今羽化してるうち、何頭か確保してるので 来夏、産卵させようと思います。 で、種親にする以外の個体ですが・・・。 ボクの友達が経営する中津のお店「ドルクスファーム」さんより 売るものがないので送ってほしい!との依頼を受けて 送ることにしました! 取り出す前のボトル・・・。 作業はめっちゃ大変でした・・・。 掘り出してサイズ測って容器にうつして・・・。 容器に移し終えました! 所要時間3時間・・・。 ワクチン打った次の日というのに バンバン動き回りました! ボクの育てた貴重な大分産オオクワガタたち。 中津のお店「ドルクスファーム」さんで、ぜひお買い求めください。 現在F5で、彼らの祖先にあたる天然の大分産オオクワガタをつかまえてから 10年以上たちました・・・。 あれから、一度もオオクワガタつかまえていません。 血の入れ替えもできません・・・。 なんとか、彼らを累代し続けて残していきたいと思います。 来夏は今いるF4の親と、今回羽化して送らずに確保してるF5の親の両方…

カブトムシ

実は、今年の夏 8月の終わりに1頭だけカブトムシのメスを持ち帰り 発酵マットをつめた大き目のケースで飼育してました。 しかし、かなり暴れまわったうえ、2週間ほどで死んでしまったので さすがに産卵無理だったか・・・。 と思ってました。 で、そろそろケース片付けようかと思い、持ち上げるとなんか白いのが見える。 あれ?幼虫がいる! それからよく見るとあちこちに見える。 ふたを開けて軽く掘ると・・・。 確かにいます!カブトムシの幼虫です! しかも1頭や2頭じゃない。 おそらく10頭くらいはいるんじゃないでしょうか。 あきらめてたのにビックリです。 せっかくなので、しばらくこのケースで大きくして そのあと1頭ずつ容器にうつして管理しようかと思います。 来年、カブトムシの新成虫を配れるかも?

羽化しました!

インドグランディスオオクワガタのオスのさなぎが、残り1頭だったんですが ついに羽化しました! これまでの今年の最高は84mm。 これを超えることはできるのか? 羽化した個体をとりだすとき、計測するのはけっこうドキドキします・・・。 でかい! 80は超えてそう! というわけで測りましたが・・・。 結果は・・・81mm! 84mmとはいきませんでしたが、大満足の結果です! 今回オスすべて80超えました! うまくいくとうれしいです!

アマミシカクワガタ

羽化したてのアマミシカクワガタの小型のオスです。 本来、この種は体が黒いんですが 羽化したてで、まだ赤い色をしています。 時間たてば黒くなります。 今回幼虫が小さかったのでメスかと思ってたら 小さいオスでした・・・。 実はアカアシクワガタ同様、このアマミシカクワガタも 昨夏、幼虫1頭しか産まれませんでした・・・。 ブリード下手で困ります・・・。 というわけで、こちらもメスを手に入れるか 新たにペアを手に入れないと累代飼育できません。 なんとか手に入れたいです。 <アマミシカクワガタ> その名のとおり奄美大島に生息しています。(徳之島にもいます) シカクワガタの仲間は日本ではこの種だけです。 シカのような立派なアゴが特徴ですが 今回の個体はいかんせん小さすぎてその特徴が出てませんが・・・。 奄美大島にもたくさんの固有種が存在します。 アマミシカ、アマミミヤマ、アマミノコギリ、アマミコクワ、アマミヒラタ、 スジブトヒラタ、アマミネブト、アマミマルバネなどです。 しかし、近年乱獲や採集のためのトラップによるごみ問題、島外からくる採集人のマナーの悪さなどがたたり、ほとんどの種が採集禁止となってしまいました。 アマミシカクワガタも採集禁止対象となり、今手に入れられるのは飼育品のみです。 貴重な種なので、また手に入れてブリードしたいと思います。

アカアシクワガタ

昨年の夏、たった1頭だけ産まれたアカアシクワガタの幼虫・・・。 無事羽化してました! 40mm台の中型ですが、大歯型でかっこいい! アカアシクワガタと呼ばれる理由は・・・・。 裏側から見るとわかります。 その名の通り、脚が赤いんです! おそらく、なじみの薄いクワガタだと思います。 この種は標高の高い、ブナが生えるような山中が住みかのため 低地での最終では、ほぼお目にかかれないんです。 写真は英彦山(福岡県)産の個体の累代品です。 今回、残念なことに種親はすでに死亡し 残ってるのがこのオス1頭なので、これ以上繁殖できません・・・。 なんとかメス、またはペアを手に入れたいのですが・・・。

トカラノコギリクワガタ

今日は羽化した成虫を取り出す作業をしました! 8月くらいから羽化が始まり、先日最後の蛹も羽化したのでちょっとようす見てみようと・・・。 メスの個体。 トカラノコギリクワガタらしい、美しい色です! 10頭の幼虫を飼育していましたが・・・。 何本掘ってもメスばっかり・・・。 オスはいるのか? やっといました! トカラノコギリクワガタのオス! まだ、羽化してあまり日が経ってないようです、 おそらくもうちょっと色は濃くなると思いますが・・・。 とりあえず59mmのオスでした。 ちなみに・・・。 なんと今回の結果は1♂8♀。 幼虫1頭は死亡していたようです。 しかし、9頭いて♂1頭だけとは・・・。 せめてもう1頭ほしかったなぁ。 来夏、このオスにがんばってもらって、なんとか子孫を残していこうと思います。 ※トカラノコギリクワガタ 南西諸島の鹿児島県側に属する「トカラ列島」。 ここには、この列島にしか存在しない固有のクワガタがいくつかいます。 トカラノコギリをはじめ、トカラコクワやトカラネブト 宝島にいるタカラヒラタなどです。 ちなみに写真の個体は悪石島産です。 本土のものと違い、色が黄色~褐色の鮮やかな色が特徴です。 人気が高いですが、乱獲により数が減ったことや、商売のため現地入りした採集家の中に一部かなりマナーの悪い   者がいたことなどから、現在はトカラ列島全域、クワガタ採集を禁止しています。 というわけで、今は飼育品しか出回らない貴重な種です。ウチでもなんとか次世代に残したいと思います。

クワガタ紹介#2

インドグランディス 写真は8月に羽化したインド産グランディスオオクワガタのオス84mmです! めっちゃでかいです!しかもかっこいい! この血統ではこれまで83mmが最高だったので、記録更新!です。 今回、ブリード調子よかったなぁ。 90mmとか狙いたいけど、ボクの腕じゃなぁ・・・。

クワガタ紹介

大分県産オオクワガタ 10数年前、大分県某所で採集したオオクワガタのつがいから累代飼育を続け、今は5代目です。(F5) なかなか見つからない貴重な大分県産なので、今後も大事に育てたいと思います。 写真は歴代最大!77mmのオスです。今年は成長がよく、羽化した♂全部70オーバー。 ちなみにこれまでは最高75mm。毎回半数が60mm台でした。 大きい♂と大きい♀を選んで累代を重ねてきたので、成果が出始めたんでしょうか? 大分産はアゴがすっと伸びていてバランスがいい!気がします。

ミヤマクワガタ

仲良しこよし 先日から、♂♀一緒に飼ってるミヤマクワガタ。 仲良しなようで、今朝来てみると写真のように交尾中でした・・。 ずっと仲良く過ごしてください。 ミヤマクワガタは、オオクワガタのように越冬できないので、寿命もあと少ししかありません。 最後まで、元気に、仲良く暮らしてもらいたいです。 野外では、樹液が出なくなるこの時期には、ほとんど死んでしまいます。 飼育下では、エサがあるのと、寒さが厳しくないのとで、野外よりは長生きします。 それでも9~11月の間にほとんど死んでしまいます。 ちなみに、ボクの飼育の最高記録は2月。あと少しで春を迎えられたんですが・・・。