今日はすごくいい天気でしたね! まさに快晴! 鶴見岳も超きれいでしたよ! ちなみに・・・。 庭のさくらんぼの木が・・・・。 かわいい花咲かせてました! さくらんぼ楽しみ~! というわけで・・・。詳しい様子は→コチラ では327日目の発表です! 結果4.4km! 累計1583.6km! 残り416.4km! 今日はホント気分よかった!やっぱ晴れの日がいいよね。
ノコギリクワガタの大あごには大きく分けて3種ある。 長歯型・両歯型・原歯型の3つだ。 長歯型というのが、大あごが長くて湾曲が強い、いわゆる水牛の大あごだ。 サイズも大型のものでよくみられる。 両歯型は、大あごが長いが、湾曲があまり強くないタイプ。 サイズは中型のものが多い。 原歯型は、大あごが太短く、湾曲もしない。 サイズは小型のもので見られる。 もちろん、哲也は水牛が欲しいのだが、そもそもつかまえたクワガタがコクワガタばかりで ノコギリクワガタをつかまえていない。 なんとかノコギリクワガタをとりたいが、今通ってる場所では厳しい。 というわけで、哲也は気になる場所に行ってみることにした。 いつもの道沿いのクヌギたち。 そこから少し離れたところにササが伸びた雑木林がある。 その中にはクヌギの木もある。 実は、そこに自分より大きな男の子が入っていくのを見たことがあった。 確信はないが、おそらくクワガタやカブトムシをとるためだろう。 しかし、ササはそのときの哲也の背よりも大きく伸び、中がどうなっているのか見えにくい。 正直言うと怖かった。 だが、今のままではノコギリクワガタはとれないだろう。 哲也は意を決して、その中に入ることにした。 網をさかさまに持ち、柄の部分でササをかきわけながら進む。 そもそもどこに行けばクヌギがあるかもわからない。 ヒントはその場所を遠目に見たときに見えたクヌギの枝葉があった方向。 しかし、中に入ると思った以上に方向感覚がなくなる。 「このまま奥に行ったら出られんくなるかもしれん・・・。」 哲也は不安で引き返したくなった。 しかし、ノコギリクワガタの写真が頭をよぎる。 哲也は泣きそうなのをこらえて前に進んだ。 行くしかない。 泣き虫な哲也もやるときはやるんだ。 ガサガサと自分の背よりも高いササを払いながら進むこと数分・・・。 しかし哲也にはとてつもなく長い時間に感じていた。 そのとき、ポカンと開けたスペースに出た。 「うわ!すごい!」 とんでもない光景が広がっていた。 むせ返るような樹液のにおい。 大人二人で囲まないと届かないんじゃないかというほど太いクヌギ。 目の高さほどのところが広範囲にわたってでこぼこで、いたるところから樹液があふれ出ている。 そしてチョウやガ、カナブンなどの昆虫がわんさかいた。 そしてすぐに、コクワガタのオスとメスを見つけ手を伸ばそうとした。 「ん?」 手を伸ばしながら木に近づいてるとそこから少し右上にクワガタの姿が見えた。 「まさか!」 哲也は今にもつかもうとしていたコクワガタから目をそらし、その右上を凝視した。 「ノコギリだ!」 哲也は、必死にそのクワガタをつかんだ。 「やった!ノコギリだ!」 哲也の手には、小型の原歯型のノコギリクワガタがにぎられていた。 ついにノコギリクワガタを自分の力で手に入れたのだ。…
昨日は長女と志高湖に行きました。 天気よかったので、歩こう!ということで行ったんですが・・・。 めっちゃ雪積もってる! これが標高の差か・・・。 ※自宅付近は海抜100mくらい。志高湖は標高700mくらいです。 しかしこれはある意味ラッキーだったかも? 低地ではもう雪なんか考えられない気候だから こうしてまだ雪景色が見られるのはすごくうれしいことです! しかし・・・。とりあえず超寒い! すべるとこもあるし! 美しい光景を見るにはそれなりのリスクもあるんですね。 娘もかなりさむがってましたが、きれいなので機嫌よかった! 長女と歩いて楽しい時間でした! 気になるいい旅チャレンジの経過は→コチラ
哲也は昆虫が大好きで、クワガタはその中でも最も好きな昆虫であった。 図鑑を毎日のように穴が開くほど見ては かれらが棲む山、かれらが集まる木々、かれらが育つ環境・・・。 そんな場面を夢見ては、なんとか見つけ出してつかまえたいと思っていた。 中でもノコギリクワガタは格別だった。 図鑑で見るたびにため息が出る。 大きく湾曲した大あごに、赤みを帯びた美しいからだ。 ぜひ手にしたい! 幼く、まだ山に入ったことのない哲也は 早く大きくなって、山に入って このノコギリクワガタをなんとかつかまえたいと考えていたのだ。 同じノコギリクワガタでも、からだの大きさによってその形が異なる。 特に大あごの形がかなり変異する。 ノコギリクワガタの大きいもので、大あごの湾曲が強いものを”水牛”と呼んでいた。 これは地方名なのか、あちこちで言われてるのかはわからないが・・・。 とにかく、哲也の育った篠栗ではそう呼んでいた。 哲也が5歳になったころ、少しずつ山に遊びに行くようになった。 もちろん、むしとりのためだ。 実は近所の兄ちゃんから、小さい子でもクワガタがとれる場所を教えてもらっていた。 普通に車も通れるような道(とはいえ、ほとんど車が通らない場所だが)に沿って 大きなクヌギ1本と細くて背が低いクヌギが2本ならんだ場所だ。 哲也はそこに通うことで、コクワガタを何度か捕まえることに成功した。 すごくうれしかったが、ノコギリクワガタはとれない。 しかし、ある日まだ小学生にも満たない小さな哲也がクワガタを探していると、小学校高学年だろうか? 背が高い大きな男の子がやってきた。 彼は哲也に当たり前のように 「なんかおったか?」 と聞いてきた。 「コクワが2ひきおった。」 哲也はカゴを指さして見せた。 「よかったな。」 そういうと、その男の子は細い2本の木をけり始めた。 何事だ?と思っていると なんと木からポロポロと何か落ちてくるではないか。 そしてそれらが落ちた場所を確認し、あっさりとノコギリクワガタを手にしたのだ。 「すごい・・・。」 哲也は思わず声を上げた。 水牛ではなかったが、男の子は無情にもそのノコギリクワガタをかごに入れると そそくさと立ち去った。 なんともいえない悲しい気持ちになった。 彼が去って、ためしにその木をけってみるが、ビクともしない。 5歳の子供のケリがクヌギに通用するわけがないのだ。 結局は、低い位置で樹液が出ているところをチェックするしかなかった。 別の日・・・。 哲也の近所に住むY君が家にやってきた。 「てっちゃんあそぼー!」 外に出ると彼は虫かごをもっていた。 そしてそこには・・・。なんと大きなノコギリクワガタが入っているではないか! 「もしかして水牛!?」 聞くと、彼は得意そうに・・・…