先日、散歩中にミヤコグサ見つけました! この花はホントかわいくて好きです! またこの花が咲く時期が来たか~と思います。 大体、群れで生活してます。 こんなにかわいいです! <ミヤコグサ> 被子植物 双子葉類 マメ目 マメ科 マメ亜科 ミヤコグサ連 ミヤコグサ属 ミヤコグサ 写真のように黄色くて小さな花をつける。 マメ科なのでエンドウなどと同じ双子葉類である。 離弁花類に属し、花弁はばらばらに離れている。 日当たりのいい、あまり背の高い草がない草むらでよく見かけます。 ぜひ探してみてください。
それからもいろんな場所に行き、水生昆虫たちをつかまえたり観察したりした。 タイコウチもゲンゴロウもミズカマキリも、どれも大好きだった。 しかし、肝心のタガメは一向に見つからない。 いろんな情報を得て、出向いたりもしたが見つからなかった。 そのうち、タガメを追うことは忘れていた。 ある夏の日、哲也は新しくクワガタがとれる場所の情報を得て、そこに向かった。 そこは山の斜面に棚田が並び、そのあぜ道を通り抜けて林に入る場所だった。 その場所そのものは知らない場所ではなかったが、水田はマムシもよく出るし、またイノシシと遭遇する率も上がる。 まあ、怖いので探索しなかったんだが、現実そこにクワガタがよくいる木があると知れば行かないわけにはいかない。 哲也はカンカン照りだというのに長袖長ズボンに長靴という装備で、万が一マムシにあってもかまれないように気を付けて、その地に向かった。 棚田を前に 「この奥にいい場所があったのか・・・。」 と誰にともなく口にし、これまで探索しなかったことをもったいないと思った。 哲也はとにかく足元にマムシがいないか気を付けつつ、結構長く続く水田のあぜ道をゆっくりと進んだ。 手には網を持っている。 これは虫取りのためでもあるが、護身用でもある。 自分の先の草むらをかきわけることで、マムシの発見に役立つのだ。 棚田をぬけようとしたとき、なんかおかしなものが目に入った。 真っ白な腹を見せたカエルだ。 大きな落ち葉も見える。 最初、イネに枯れ葉とカエルの死骸がひっかかっているのかと思った。 しかし、なんかカエルの足が少しバタついてる気がした。 「生きてるのか?」 哲也は足をとめ、その場所を凝視した。 次の瞬間!哲也は大きな声を張り上げそうになり、はっと息をのんだ。 「枯れ葉じゃない!タガメだ!」 哲也は声を出さず、心の中で言った。 そして網を構えた。 これまで何度も図鑑を見て、憧れ、夢にまで見て 実物を見たい!手にしてみたい! そう願った虫。 何度も何度も、いろんな場所に足を運び、結局見ることもかなわなかった虫。 もしかするとこのあたりには生息していないのでは?と思わせた虫。 難攻不落のタガメが、今まさに目の前にいる! 必ずつかまえなければならない。 このチャンスを逃したら、もう機会はないかもしれない。 いろんな思いが哲也の頭を駆け巡った。 哲也はゆっくりと網をかまえ、じわじわとタガメのそばに近づけた。 カエルを抱えているのは幸運!動きも鈍いだろうし、カエルをはなしたくはないだろう。 哲也は勝手に自分が有利だと思っていた。 あと50cm。 あと20cmほど距離をつめたら素早く振ると決めていた。 残り40cm。 そのとき、タガメがピクリと動いた。 「気づかれたか?」 焦った哲也はそこから素早く網を振り下ろした。 真っ白な腹を見せていたカエルが網に入る。 一瞬「やった!」と思った。 入ったと思った。 しかし、次の瞬間哲也は見た。…
ある日、哲也は友達のふみちゃんと釣りにでかけた。 ふみちゃんは釣りが好きで、虫が好きというまさに哲也と同じ趣味のなかまで、よくいっしょに虫取りや魚釣りに行く仲だった。 その釣りの最中、いろんな話をしながら釣りをするのだが、たまたまゲンゴロウの話題が出た。 「多々良川でシマゲンゴロウはおるんやけど、ゲンゴロウ見たことないっちゃんね。」 「えっ、いっぱいおるとこあるよ。」 「ほんと!?」 哲也は耳を疑った。いや、ゲンゴロウだよ。あれだけ水生昆虫探しまくったボクが、一度も見てないゲンゴロウが、しかもいっぱい? 「どこにおると?」 ふみちゃんは今度一緒に行こうと言ってくれた。 約束の日、網と虫かごをもって、ふみちゃんを呼びに行った。 その場所まではそれほど遠くはないという。 そこは田んぼに囲まれた場所で、田んぼの周りには小さな水路や、大きめの水路がいくつかあるのだが、それら水路の水が流れ込む深いコンクリートで囲まれたため池があった。 ふみちゃんが言うには 「この溝にもおるし、このため池にもおるよ。時々死んだ魚に群がっとうよ。」 マジか!そんな場所が意外と近くにあったとは・・・。 哲也はふみちゃんに案内されながら、その水路やため池をチェックすることにした。 すると・・・。 すぐに見つかった。 「おった!」 水草の間をゆうゆうと泳ぐゲンゴロウが見えた。 水深30cmほど、幅50cmほどの小さな水路だが、そんなところに普通にいた。 哲也は網でガサガサすると、あっという間にとることができた。 さらに歩き、幅1mほど、水深70cmほどの大きめの水路にもいた。 ふみちゃんの言った通り、たくさんいるようだ。 ボクは何度も探して見つけられず、レアだと思ってたゲンゴロウだが ふみちゃんにとってはありふれた虫でいつでも見れるということで、特に気にもとめてなかったらしい。 なんかちょっとふみちゃんが、とてもすごいやつだと思った。 この日、哲也は何度もゲンゴロウを見ることができ、しかも5匹のゲンゴロウをつかまえることができた。 大満足だった。 哲也はふみちゃんにお礼をいうと、帰って水槽にそのゲンゴロウたちを入れた。 いろいろ与えると、結構いろんなものを食べた。 バッタやコオロギもたべるし、いりこも食べた。 オタマジャクシも食べた。 生きてるものも死んでるものも食べるので、結構楽だった。 ただ、交尾は確認したが、産卵などは見られなかった。環境がよくなかったのだろう。 そのうち、1匹ずつ減り、死んでしまった。 累代飼育はできなかったが、深緑に輝き、毛の生えた足で水をかきながら力強く泳ぐゲンゴロウを捕まえて、飼育できたことは哲也にとってとても楽しいものだった。 その後も時々、ゲンゴロウが見たくなったらその場所を訪れた。この場所が哲也にとって憩いの場所だったことは言うまでもない。