生徒によく聞かれる質問で 「なぜ勉強しなきゃいけないの?」 というのがある。 もちろん、良い成績をとれば幅広く進路を選ぶことができるし より良い高校、大学へと進学できれば その後、よりよい就職先に巡り合う可能性も高くなるだろう。 そうした将来への可能性を広げるためにも勉強は重要だろう。 しかし、子供たちにとって将来の職業なんてまだピンとこない。 どちらかと言うと、子供たちの疑問は 「勉強したことが大人になって役に立つのか?」 という点のようだ。 「これ、将来使うん?」 とは、よく聞く言葉である。 ボクは主に理系科目を教えているが 数学で、図形の面積が出せたからなんだというのか? 関数のグラフを描くことがあるのか? ほとんどの大人は、そんな機会はないだろう。