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哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ④枯れた松の木 その2

それから哲也は、ちょくちょく松の木をチェックするようになった。 松の木は、確かに昆虫はそれほど寄ってこないのだが・・・。 それでもごくたまにやってくる虫のなかで、お気に入りのものがいた。 それはウバタマコメツキだ。 もともと哲也はコメツキムシが大好きだった。 裏返しに置くと、首を曲げて反動でピョーンと飛んで起き上がる。 これを見て遊んだ子も多いのではないだろうか? ※今の子たちはこんなことあまりせんみたいやね・・・・。そもそもコメツキムシ知らない子多いし・・・。 コメツキムシはいろんなところで見つかる。 うちの畑でも見つかるし、クワガタ採集の副産物としてとれることもある。 サビキコリ、シモフリコメツキ、クロツヤハダコメツキ、オオナガコメツキ、ヒゲコメツキなど・・・。 結構、つかまえては遊んでそのあと逃がすのをいつもやっていた。 楽しかった。 しかし、ウバタマコメツキは別格だった。 クヌギなどが多い雑木林によくでかける哲也は、山中ではあまりウバタマコメツキを見なかった。 松が多く生えているところはたまにいくが、そんなときにたまたま見たことはある。 しかし、基本松林ではクワガタが見つからないため頻繁には行かないので、ウバタマコメツキはほとんど畑の隅の、その松の木で見たものが、生涯見つけたもののうち8割くらいを占めていると思う。 このコメツキは小型のものが多いコメツキのなかではひときわ大きい。哲也の知る限り3センチを超えるコメツキは、近辺ではこの種だけだった。 とにかく、哲也はたまにしか来ないウバタマコメツキを見つけたいがために、ときどきこの松の木にやってきていたのだ。 しかし、今は事情が変わった。 マツノキクイムシに狙われているじいちゃんの大事な松の木。 哲也はもしまたマツノキクイムシを見つけたら、じいちゃんに報告せねばと思っていた。 夏場青々として鋭くとがった葉をたくさんつける松の木。 しかし、その夏は哲也に大きな違和感を与えた。 夏場なのに茶色い枯れた葉が枝についていた。 最初は、冬に茶色くなったのが落ちずに残っていると思った。 しかし、久しぶりに木登りして高いところを見ると、茶色い葉が多い。 しかもなんとなく木が弱弱しい感じがして、登っているのが怖かった。こんなことは初めてだ。 自分も成長しているのだから、重くなったのかも?と思ったが、なんかそういうことじゃなく、木が頼りない感じがしたのだ。 いつもは木に登った時は、曲がりくねった木の途中で、いい感じのところを見つけて、木の上で寝転ぶようにして空を見上げるのが好きだったのだが、この日はなんか怖くてすぐに降りた。 そして、しばらく松の木を見ていたら、また黒くて小さな虫を確認したのだ。 「マツノキクイムシだ。」 哲也はまたじいちゃんを呼んだ。 また殺虫剤をまいてもらった。 その日はそれで終わり、安心もした。 それからほどなくして、我が家に大きな事件が起こる・・・。

別府市 学習塾RainBow 科学の部屋 フナムシ

海岸を歩いてると・・・。 素早く動くコイツにでくわしますね。 フナムシ。 子供のころは、よく釣り餌にしてました・・・・。 <フナムシ> 節足動物 甲殻類 ワラジムシ目 フナムシ科 フナムシ属 フナムシ 無せきつい動物、甲殻類のワラジムシなんかと同じ仲間ですね。 ダンゴムシなども近縁です。 素早いのでつかまえるの大変です・・・。

別府市 学習塾RainBow 科学の部屋 ニワゼキショウ

かわいくて小さな花です。 白や薄紫の花があります。 群生してることが多いので、一つ見つけると周りにもあります。 あちこちで見られますが、小さいのでよく探してみてください。 <ニワゼキショウ> 被子植物 単子葉類 キジカクシ目 アヤメ科 ニワゼキショウ属 ニワゼキショウ 小さな花で、6枚の花弁が特徴。 単子葉類なので、平行脈が観察できます! 草むらをよく探してみてください。

別府市 学習塾RainBow GW休校のお知らせ

4月の授業も今日でラストです! みなさん、お疲れさまでした! 4月29日~5月5日はGW休校となります。 お間違えの無いよう、よろしくお願いいたします! 5月6日より、通常通り営業開始します。 5月も一緒にがんばりましょう! ブログは休校中もちょくちょく書くので、たまにチェックしてみてください。 ウォーキング1000kmチャレンジやってます。応援よろしく!→コチラ 哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ 新章突入!→コチラ

別府市 学習塾RainBow 科学の部屋 キンギョソウ

別府公園でキンギョソウがきれいでしたよ! かわいい花ですよね。 色のバリエーションも豊富だし。 他の花と一緒に植えるのもいいですよね! この日はギリギリまだチューリップが少しだけ見れました。 <キンギョソウ> 被子植物 双子葉類 キク類 シソ目 オオバコ科 キンギョソウ連 キンギョソウ属 キンギョソウ 名前は金魚のような花の形からきている。 秋に種をまいて、春に咲く。 難しくないので、栽培してみるのもオススメです!

哲也昆虫記 ~ファーブルになりたかった少年~ ④枯れた松の木  その1

「じいちゃん!ちょっときて!」 哲也はじいちゃんを大声で呼んだ。 前にも書いたが、家のすぐそばに10m四方ほどの畑がある。 そこは哲也にとっては恰好の遊び場だった。 花や虫の観察はできるし、釣りに行くときはミミズ掘れるし。 そんな畑の隅に大人の背丈より少し高いくらいのあまり大きくない松の木があった。 その松の木は曲がりくねっていて、虫もあまり寄り付かないので 哲也にとっては遊びやすい木であった。 曲がってるのでカンタンに登ることもできるし、チクチクする葉っぱも遊びの材料になった。 根元付近にはサルノコシカケがはえていて、それに座ることもできた。 哲也はまだ保育園児だった。 いつものように遊んでいたのだが、黒くて5mmあるかないかくらいの小さな虫をたくさん発見した。 この木を大事にしているのはじいちゃんだった。 哲也は、普段虫があまりいない松の木に虫がいることをじいちゃんに伝えたかった。 そして何より、その虫が図鑑で見た覚えのある虫に似ていたのだ。 それはマツノキクイムシ。 小さな子供でもわかるそのネーミング。 そいつらがマツを食い荒らす害虫であることは、そのときの哲也にも容易に想像ができた。 「じいちゃーん!」 再び叫んだ。 「なんかい。」 じいちゃんは少し面倒そうに畑にやってきた。 「松の木に虫がついとう。」 「どんな虫や。」 哲也はその小さな虫たちを指さした。 老眼のじいちゃんには、目を凝らさないとわからないレベルの小さな虫だ。 「これがどした?」 じいちゃんは家の中でなにかしていたのだろう。 こんなことで呼ばれたということに、明らかにめんどうだという感じだった。 「これ、松の木食うやつっちゃ。このままじゃ枯れてしまうとよ。」 哲也は必死に訴えた。 「わかった。」 じいちゃんは殺虫剤をもってきて、そいつらにふりまいた。 「これで大丈夫。」 じいちゃんはまた家の中に戻っていった。 誤解のないように言っておくが、哲也はじいちゃんに嫌われていたわけではない。 むしろ、目に入れても痛くないほどかわいがられた。 いつもばあちゃんから「あまやかさんで。」と注意されていたほどだ。 そんなじいちゃんが、哲也は大好きだった。 だからこそ、大事にしている松の木を枯らされたくなかったのだ。

チャレンジ1000km! 塾長ウォーキング! 21日目結果! またまたがんばった!

昨日は別府湾の海岸沿いをかなり歩きました! 普段歩いたことないとこを歩いたので新鮮でした! 潮の香りもいいしね。 21日目 結果6.8km! 累計70.6km! 残り29.4km! なんとなく100kmが見えてきた! 雨降らないでね。 海岸を歩いたようすはコチラ 散歩中に出会った生き物はコチラ